No.7076は東洋水産、マルちゃん 白い力もちうどん 紅白もち入り。年始のおめでたい席に向けて紅白の餅が入っている期間限定商品。前年も同じ企画があった。白い力もちうどんを食べるのは16年ぶり。
▲マルちゃん 力一杯(1980年、販路限定製品)
高級化の先駆け、明星中華飯店・中華三昧よりも先
白い力もちうどんは1981年に出たエースコックの力うどんに遅れること15年の1996年に登場。これだけを見ると東洋水産は餅入りカップ麺で随分と出遅れたように思えるが、1980年に「マルちゃん 力一杯」という餅入り担々麺を出している。これは定価300円という当時としては非常識な高額製品であり、レトルトの具が豪華だった反面、麺は普通の揚げ麺なのでアンバランスな印象があった。話題性はあったが短命だったと記憶する。
食べてみて、安心感のある餅入りカップ麺。ここ最近エースコックと大黒食品工業の餅入りカップ麺を続けて食べたのだが、比べると今回の品が一番餅の食感や餅以外の具の充実度等で押さえるべき点をきちんと押さえている印象を受けた。
但し、好印象の要因として紅白餅の見た目の華やかさが多少寄与しているかもしれない。あと今回紹介する紅白餅の入った期間限定品と、通年販売される白い力もちうどんとでは、スペック上の僅かな差異があり、餅の色以外も完全な同一品であるとはいえないようだ。
麺は幅5mm強の扁平断面で、気泡感があり輪郭はやや曖昧。しっかりしたコシはないが、赤いきつねの仲間らしく軽快な食感がある。
スープは透明感がある淡い色で、醤油濃度は薄い。甘めで昆布や鰹だしが強い関西風。口当たりはとてもマイルド。その中にあって七味唐辛子の刺激はとても効果的であり、エースコックの力うどんに対する差別化要素になっていると感じた。
餅は8×6センチの厚さ5mmで、エースコックや大黒食品の餅よりも緩い印象。お正月向けの期間限定品のため紅白に色が分かれておりカラフル(一瞬、甘酸っぱい苺の香りがするかと思った)。具として油揚げや卵・蒲鉾が入っており、カラフルであると共に他のもち入りカップ麺と比べておもてなしを感じる。
餅入りのカップ麺はどれも見た目より腹持ちが良いので、これから暫くの間は食事がとれない、という場合に適している。
国名 | 日本 |
ジャンル | カップうどん |
EANコード | 4 901990 367486 |
会社名 | 東洋水産 |
製品名 | マルちゃん 白い力もちうどん 紅白もち入り |
謳い文句 | 期間限定紅白杵つきもち入り ※イラストはイメージです |
調理方法 | 熱湯5分 |
質量 | Net107/麺66g |
熱量 | 405kcal (1696kJ) |
Na(麺具+汁) | ~g(食塩相当量1.4+3.3g) |
付属品 | 粉末スープ(かやく(味付油揚げ・卵・かまぼこ)は混込済)、もち、七味唐辛子 |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | 幅5mmの扁平断面、気泡感があり輪郭は曖昧、コシは弱いが姉妹品と同様軽快な食感 |
汁・ソース | 透明感がある淡い色、醤油濃度は薄い、甘めで昆布ダシが強い、七味の刺激が効果的 |
具・その他 | 餅は8x6cm厚5mm、他社よりも緩め、その他の具も豊富、バランスが良く安心感がある |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2022/04/26 |
賞味期限 | 2022/05/27 |
入手方法 | 2021/12/17 相鉄ローゼン |
税込購入価格 | 127 JPY |