No.7016は東洋水産、マルちゃん ごつ盛り 天ぷらそば。関東甲信越の限定販売製品。定番の緑のたぬきと比べて内容量は多い(総質量101/麺72g→114/84g)のに、オープンプライスで実勢価格は安くなっているお買い得品という位置付け。なおマルちゃんには和庵という製品ラインもあるが、これも値段が緑のたぬきより安いが量も少なく(88/63g)、今回のごつ盛りとはターゲットが異なる製品のようだ。販路も違うのかな?
姉妹品のきつねうどんをNo.6986で紹介しているが、この時の印象は兄貴分の赤いきつねうどんと似た傾向の味だが各要素が少しづつ簡略化しているように感じた。今回も同じようなものかな?
食べてみて、やはりうどんの時と同様に量は多いものの質的には緑のたぬきのサブセット版のように感じられた。つゆの基本形は緑のたぬき東版によく似ており、どん兵衛とは違ってマルちゃん一族の味ではあることは確かであるが、華やかさや装飾的要素がバッサリと切り捨てられたかのようだ。
量が多いので極度に腹が減っている時ならこれも十分にアリだと思うのだが、正直言って食べていてあまり楽しくない。言葉は悪いがプアマンズ・緑のたぬきと呼んでしまおう。別な言い方をするならば金欠かつ空腹のときにはピッタリである。あと、具材や薬味等を調達・追加できるなら、素材として好適かもしれない。
麺は中太の角断面。ハッキリした舌触りで、気のせいか緑のたぬきよりも緻密で気泡感が少ないように思った。反面、無理矢理輪郭を強調したような、やや人工的な食感のようにも感じたな。
スープは濃い色で、醤油の香りが明確に出ている。緑のたぬきと同系統の味で、その中でも東版寄りの味になっている。装飾的な味や香りの手数が明確に減ってしまって、悪い意味で引っ掛かる部分が全然無く、誰もいない街を歩くようなもの寂しさを感じてしまった。
かき揚げ天ぷらは小麦「粉」の塊であることを感じてしまうが、それでもこれが本製品唯一の楽しみになっている。ネギは微量。今まで緑のたぬきを食べる際に具のカマボコなんて大して役に立たないと思っていたが、今回アレが二~三枚入っていて欲しいなあ・・・と思ってしまったよ。
国名 | 日本 |
ジャンル | カップそば |
EANコード | 4 901990 369046 |
会社名 | 東洋水産 |
製品名 | マルちゃん ごつ盛り 天ぷらそば |
謳い文句 | 香ばしい天ぷらに風味豊かなつゆ 大盛(当社比) |
調理方法 | 熱湯3分 |
質量 | Net114/麺84g |
熱量 | 548kcal (2294kJ) |
Na(麺具+汁) | ~g(食塩相当量1.7+5.0g) |
付属品 | 粉末スープ(ねぎ入り)、小えびてんぷらは混込済 |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | 中太の角断面、緻密で舌触りはハッキリ、無理矢理輪郭を強調したような不自然さ有 |
汁・ソース | 醤油の香りが強い、緑のたぬき東版似だが、装飾的な味や香りの手数が明確に減った |
具・その他 | 天ぷらは小麦粉の塊っぽい、蒲鉾が恋しい、量は多いが寂しさを感じる、金欠空腹向 |
総合評価 | ★★2 |
試食日 | 2021/12/28 |
賞味期限 | 2021/12/14 |
入手方法 | 2021/08/04 相鉄ローゼン |
税込購入価格 | 106 JPY |