No.6819はヤマダイ、ニュータッチ凄麺 奈良天理スタミナラーメン。No.6809で紹介した凄麺の「信州味噌」が登録商標だったので、もしかして今回の奈良天理スタミナラーメンもそうではないか?と眼を凝らしてパッケージを眺めたけれど、「®」表示は見当たらなかった。
しかし「天理スタミナラーメン」って実在店なんだけど、頭に「奈良」が付けば商標上の問題は無いのかな?この実在店が監修したカップ麺は2004年頃に今はなき十勝新津製麺から出ていた(No.2922で試食)し、最近はエースコックから出ていた(未試食)。これらは製品名の書体も店舗のものに合わせてあるが、今回試食の品は別物。なので無関係なのだろう。
食べてみて、凄麺にしてはやや派手でジャンキーな要素が感じられるが、それでも繊細な上質さも備わっており、ガッカリするようなことは無い。麺もスープも強くてハッキリしているが、S/N比が高いとでもいうか、雑味が少なくクリアな印象。
まだデジタルメディアなど無き時代にdbxノイズリダクションをかけたテープを再生したのを聴き、無音状態からいきなり大音響が出てきたのにビックリした(Dolby Bとは全然別格だと思った)、そんな経験を思い出す(歳がバレるな)。
麺は細めの角断面。輪郭はハッキリしており、表面はツルツル。一本一本の分離が良い。しなやかで柔らかめだが、芯がしっかりしているので頼りなさは皆無。香りよし。凄麺は細いのから太いのまで守備範囲が広いし、みんなソツ無くこなすねえ。
スープはやや透明感が残り、ラー油や豆板醤、ふりかけに含まれる唐辛子によるピリ辛の刺激が心地良い。ニンニクの香りがよく出ており、白菜を煮込んだような匂いも効果的。甘みやうま味が結構強い。
味や香りの手数は多く、かつみな強いのだが、グチャグチャにはならずにきちんと整理されておりスッキリした印象になっている。具の白菜は大きくて厚く、歯応えもしっかりしている。韮の香りもとても効果的。
凄麺にしては自由奔放な印象を持ったが、さりとて凄麺ファミリーの一員として守るべきところはきちんと押さえている、そんな製品であった。
国名 | 日本 |
ジャンル | カップラーメン |
EANコード | 4 903088 011912 |
会社名 | ヤマダイ |
製品名 | ニュータッチ凄麺 奈良天理スタミナラーメン |
謳い文句 | うまい!辛い!シャキシャキの食感デカギリ白菜入り《フリーズドライ製法》 |
調理方法 | 熱湯4分 |
質量 | Net112/麺60g |
熱量 | 314kcal (1315kJ) |
Na(麺具+汁) | ~g(食塩相当量2.1+6.5g) |
付属品 | 液体スープ、かやく1(白菜・ニラ)、かやく2(唐辛子) |
ノンフライ麺 | ○ |
湯切り | 不要 |
麺 | 細めの角断面、輪郭は明確で滑らか、しなやかで柔らかめだが芯がしっかりしている |
汁・ソース | 豆板醤やラー油唐辛子の刺激が心地よい、ニンニクの香り、白菜を茹でたような匂い |
具・その他 | 白菜は大きくて厚く歯応え明確、ニラは効果的、凄麺にしては派手だが上質さも持つ |
総合評価 | ★★★3 |
試食日 | 2020/11/26 |
賞味期限 | 2021/02/24 |
入手方法 | 2020/09/16 やまか |
税込購入価格 | 226 JPY |