No.6698 Ajinomoto (Peru) Aji-no-men Sabor Gallina Criolla

No.6698はペルーの味の素、Aji-no-men Sabor Gallina Criolla。クレオールチキン味。これは米国南部ニューオリンズにおけるスパイシーな鶏料理のこと。

日本では味の素と即席麺は無関係のように思われるが、世界的には有力な即席麺メーカーの一つである。例えばタイでは現地のWan Thai Foods社と組んでYumYumブランドを展開し、ポーランドでも大きな生産拠点を持ちイタリアStar社のSaikebon・スペインGallina Blanca社のYatekomoブランドに関与する。ブラジルでは日清食品とタッグ組んで事業展開。そしてペルーでは2002年から即席麺の製造を開始する。

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No.6697 Yatekomo (Spain) Parrilla (Cup)

No.6697はスペインのGallina Blanca、Yatekomo Parrilla (Cup)。Parrillaはスペイン語でグリルのことで、たぶんバーベキュー味と同じような意味で使われているのだろう。

▲EU製で味の素グループとのコラボだよん、とある

カップ側面に「Edición Limitada」と書いてあるのは限定版という意味。「限定」が期間を指すものか地域を指すものかは不明。同社のWebサイトには本製品に関して外観の写真こそ一応載っているが、口上をはじめとした諸情報が空欄になっていて、なんだか訳アリな様子が伺える。

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No.6696 Saikebon (Italy) Noodles Pollo

No.6696はイタリアのStar、Saikebon  Noodles Pollo。欧州で最近流行りはじめてきた、スープが極端に少ない袋麺でチキン味。

最近この場で何度も書いていることだが、即席麺分野においてはイタリアStar社のSaikebonとスペインGallina Blanca社のYatekomoは兄弟関係(Star社が弟)にあり、双方の親がポーランドの味の素でOyakataブランドを展開している。それぞれは古くからある総合食品メーカであり即席麺以外では独自にビジネスを展開している。ポーランド味の素の即席麺事業はまだ20年程度であるが、欧州でMaggi、Nissinに次ぐ程度の存在感は持っている。

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No.6695 Indomie (Morocco) Goût Crevette

No.6695はモロッコのSawamag (Salim Wazaran Maghreb)、indomie Goût Crevette。海老味である。モロッコ製インドゥミーはNo.6675のチキン味、No.6685のビーフ味に続いて今回が三度目の紹介。

▲No.6685ビーフ味だけバーコードの様式が違う!

モロッコ製インドゥミー三種を見比べると、No.6685のビーフ味だけバーコード数字が一般的なEAN(5 285000~)で、他の二種は主に米国で使われるUPC(0 89686~)であることに気が付いた。ビーフ味は市場で、他はスーパーでの購入。流通経路を分けているのかな?おまけにEANの冒頭582はレバノンの国籍項だよ(モロッコは611、UPCには国籍項が無い)。理由を妄想するのが結構楽しい。

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No.6694 Maggi Fusian (Australia) Mi Goreng Hot & Spicy Noodle Cup

No.669はオーストラリアのNestlé、 Maggi Fusian Mi Goreng Hot & Spicy Noodle Cup。製造はマレーシアだが同国とは品揃えが異なる。豪州の即席麺市場で私が見た限りでのシェアNo.1はこのMaggiなのだが、製品の供給をマレーシアに依存している事実を知ってとても驚いた。ちなみにシェアで続くFantastic NoodlesとSuimin(この二社は同一組織)はタイ製で、各種スーパーのPBブランド品も輸入品。豪州には即席麺生産機能が無いのだ。人口2,500万人だから自国生産をしても採算が取れそうだが、下手に国土が広いと輸送費が嵩んで輸入するのと大差なくなるのかな?

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No.6693 Blue Dragon (UK) Noodle Wok Spicy Thai

No.669は英国の Blue Dragon、Noodle Wok Spicy Thai。Wokは英語で中華鍋のこと。メキシコで購入した品のいただき物であり、カップ上部はスペイン語による説明書きシールで覆われている。紺色の射出成型樹脂カップが毒々しくてあんまし食欲を喚起させないが、まあ英国の会社だから不味くてもしょうがないと思われる方も多いだろう。

▲Fashion Foodのタイ国内向け製品

だがこの製品の製造はタイのFashion Food社によるものであり、カップは同社の国内向け製品と同じ形状で、登録商標の「FF」マークもしっかり刻印されている。タイではベージュまたは黒色のカップを使っているので、今回の紺色カップはコレクターズアイテム級の稀少価値がある(あくまで私の価値観では)。

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No.6692 Maruchan Ramen (USA) Picante Beef Flavor

No.6692は米国のMaruchan Inc.、Maruchan Ramen Noodle Soup Picante Beef Flavor。辛い牛肉味。姉妹品のPicante Chickenはどこへ行っても割と簡単に見付けることができるのだが、このPicante Beefはなかなか見付けられず、やっと出会えた時の喜びは天にも上る気分であった。

Maruchan Ramenは現在17種類あるうち、今回が13種類目の試食となる。既に14種類目も入手しているのでそろそろ「完全制覇」の四文字が目の前にチラ付いてきたよ、頑張ろう!なんたって米国でNo.1シェアの即席袋麺なんだから。

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No.6691 Maggi (Italy) Noodles Gusto Curry

No.6691はイタリアのNestlé Italiana、Maggi Noodles Gusto Curry。Nestlé Italianaはあくまで輸入販社であり製造国は明記されていないが恐らくウクライナだろう。最近ウチが注目している欧州で人気急上昇中の、少ないお湯で煮込むほぼ汁なしラーメン。

このイタリア向けMaggiの製品のみ、麺をゆでる前に大さじ一杯の油を入れる指示がある(スペイン向けのMaggiではこのような指示は無い)。当初その目的が香り付けとか食感の潤い等の、質感アップのためかと推測していたが、他の製品を食べていくうちに、これは麺が鍋へ焦げ付くことを防ぐためではないかと思えてきたよ。

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No.6690 Sailebon (Italy) Noodles Yakisoba Manzo (Cup)

No.6690はイタリアのStar、Sailebon Noodles Yakisoba Manzo。欧州のカップ焼そばで万蔵は牛肉味のこと。製品本体やWebサイトには製造国の記述が無いが、多分製造はポーランドの味の素で、同社OyakataブランドおよびスペインのGallina Blanca社Yatekomoブランドのカップ焼そばと中身はほぼ(もしくは全く)同じ製品だろう。とはいえ、上記二ブランドを含むプレーンな牛肉味カップ焼そばは今回が初めて食べるものである。

頭には大袈裟な湯切りキャップが付いているが、今までの例からして排出孔の形状のせいか湯切りに時間が掛かり、指が熱くて痛くなるんだよなあ、これ。

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No.6689 Orientai Express (Greece) Snack Noodles Chicken & Spring Onion Flavour

No.6689はギリシャのFlavour Factory、Orientai Express Snack Noodles Chicken & Spring Onion Flavour。ギリシャ語で味のことを書くとΠοτ Νουντλς με γεύση Κοτόπουλο、ってなるんだよ。最後の単語が鶏。全然読めないね、Google翻訳さまさまや~。

今回の試食品と比べて現在はカップのフタのデザインが新しくなっているようで、結構目立つ「Vegan」表示が付くようになった。とはいっても今回の試食品もQRコードの上あたりに「VegetalianやVeganに最適です」という記載があるので、最近宗旨替えした訳ではない模様。

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