No.6402はハウス食品、うまかっちゃん 鶏だしとんこつ。2018年8月発売の品で販売は九州・沖縄・山口限定。「まもり高める乳酸菌 L-137」を配合しています・・・えぇ?即席麺に乳酸菌?
L-137乳酸菌はハウス食品肝煎りの健康志向アイテムらしく、ドリンクやゼリー、サプリメントの他バーモントカレー、フルーチェ、とんがりコーンなどにも混入製品がある。しかし即席麺と乳酸菌という組み合わせはi-ramen.net史上未だ扱ったことが無いなあ。
例外としてNo.5937 明星食品一平ちゃん夜店の焼そばショートケーキ味で「ヨーグルト風味キューブ」が入っていたけど、まあアレはそもそも悪ノリ企画モノだったしなあ。
そもそも豚骨ラーメンを全国的に広めたともいえるうまかっちゃん、他の畜肉ダシとのブレンドはあまり例が無い(海老はある)。知る限りでは2010年頃のNo.4420で宮崎名物鶏の炭火焼き風味とんこつしょうゆ味というのがあったが、まあアレは炭火焼きの焦げ臭さを売りにしたあまり本気度を感じられない企画モノだったからなあ。
それに対して今回の品は見る限りハウス食品全体がL-137乳酸菌をバックアップする中、構成部品の一つとして結構腹が座っている企画なんじゃないかと感じた。即席麺と乳酸菌という取り合わせにはどうしても違和感があるけどね。
食べてみて、スープがとても軽い印象。どんぶりに羽根が生えて飛んでいくかのようだ。L-137乳酸菌という先入観もあるが、脱脂粉乳というか脂肪ゼロのヨーグルトを混ぜたような感じでもある。明確な酸っぱさは無いものの、スッキリとした舌触りだ。
塩分は弱く、その埋め合わせかうま味が強く感じる。そして豚よりも鶏のうま味の方が勝っている。このような特徴の代償として力感は弱い。ちなみに麺も素っ気なくやや頼りない食感。まあうまかっちゃんの麺はいつもこんな感じかな。
明確に女性をターゲットにした味造りだと思われる。なので野郎が汗臭い力仕事の前にガッツリ食べる用途には似合わない。製品としてのまとまりは良いと思うのだが、「うまかっちゃん」というブランドイメージからはちょっと逸れているようにも思えた。
国名 | 日本 |
ジャンル | 袋ラーメン |
EANコード | 4 902402 882726 |
会社名 | ハウス食品 |
製品名 | うまかっちゃん 鶏だしとんこつ |
謳い文句 | 九州の味ラーメン だしのうまみ味わう 塩味ひかえめ まもり高める乳酸菌 L-137 |
調理方法 | ゆで3分 |
質量 | Net80/麺70g |
熱量 | 361kcal (1511kJ) |
Na(麺具+汁) | 0.4+1.1g(食塩相当量1.2+2.7g) |
付属品 | 粉末スープ |
ノンフライ麺 | × |
汁なし麺 | × |
麺 | 細めの角断面、やや頼りない食感、今風の麺ではなく、割り切った素っ気なさがある |
汁・ソース | 軽い舌触り、脂肪ゼロのヨーグルトを混ぜたみたいでスッキリ、豚より鶏ダシが強い |
具・その他 | 塩分は少なめ、獣臭さ無し、女性がターゲットみたい、うまかっちゃんらしさは弱い |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2019/01/29 |
賞味期限 | 2019/04/03 |
入手方法 | 2018/09/21 うまいもの味めぐり諸国直送市 |
税込購入価格 | 150 JPY |