No.6400はヤマダイ、ニュータッチ 凄麺 和歌山中華そば。凄麺の和歌山は五年ぐらい前から出ていたのだが(未試食)、今回の品は2017年11月にリニューアルした後のもの。待ち時間が2分から4分に延びている。
和歌山(中華そば)と称する即席麺は昔からいろいろ出ていて、i-ramen.netの試食記でも20種類ぐらいを紹介しており豚骨+醤油味であることは判るんだけど、実は私自身あまり確固としたイメージを確立できていない(和歌山でラーメン食べたこと無いし)。Wikiを見ると醤油ベース(車庫前系)と豚骨ベース(井出系)の二つの潮流があるそうで、これが印象を散漫にしている原因なのかもしれない。
フタの全体を使って調理例写真がでーんと載っている。おやっ?と思ったのはナルトの赤白が反転していること。そこで過去に食べた和歌山と称する即席麺のパッケージを見返すと、この赤白反転ナルトの他にピンク色で花の形をしたもの等、ちょっと変わったものが多い。
さらにGoogleの画像検索で「和歌山中華そば」を調べると、店舗のラーメンでもやはり赤白反転と赤い花びら型のものが多数確認できた。たぶん味には影響しないんだろうけど、この地域の慣習というかコダワリなんだね。こういうのを即席麺できちんと再現しているのはとても良いことだと思う。
食べてみて、まずスープがいいと感じた。当たりはマイルドだけどボヤけてはおらず、醤油と豚骨の成分がそれぞれハッキリ認識できる。例えるならば良い音響装置を使って音楽を聴くとボーカルや各楽器がきちんと分離して、それぞれの位置や距離が判るような感じだ。若干のとろみはあるが喉越しは自然、バランス良好。
麺は細めで縮れが弱く、凄麺としては力技ではなく繊細さに振った感じ。でも頼りなさは一切無く必要なコシや重量感は十分に備わっている。小麦粉の香りも良い。
スープに金がかかっているのか?具はレトルトではなく乾燥のチャーシューとメンマだが、特に不満は無い。
私は和歌山中華そばの再現度に関してはきちんとした評価ができないのだが、それでも本品が質感の高い製品であることは確かだ。
国名 | 日本 |
ジャンル | カップラーメン |
EANコード | 4 903088 012827 |
会社名 | ヤマダイ |
製品名 | ニュータッチ 凄麺 和歌山中華そば |
謳い文句 | 麺によくからむ!濃厚豚骨醤油味 ゆでたての旨さ、再現! |
調理方法 | 熱湯4分 |
質量 | Net119/麺60g |
熱量 | 390kcal (1633kJ) |
Na(麺具+汁) | 0.8+1.9g(食塩相当量2.1+4.8g) |
付属品 | 液体スープ、粉末スープ、かやく(味付豚肉・ねぎ・なると・メンマ) |
ノンフライ麺 | ○ |
汁なし麺 | × |
麺 | 細めで縮れは弱い、凄麺としては繊細な食感だがひ弱さは無く歯応えや重量感は十分 |
汁・ソース | 濁り感と弱いとろみ、醤油と豚骨が融和しつつもそれぞれが主張する、喉越しは自然 |
具・その他 | 肉とメンマは乾燥物だが十分な質感で存在感も大きい、雑な部分が無く余裕を感じる |
総合評価 | ★★★☆3.5 |
試食日 | 2019/01/26 |
賞味期限 | 2019/01/30 |
入手方法 | 2018/08/25 相鉄ローゼン |
税込購入価格 | 181 JPY |