No.6399は韓国の三養食品、チャジャン ブルダックポックンミョン。ハングル表記だと삼양식품、짜장 불닭볶음면となる。チャジャンとは黒豆で作った黒味噌を絡めた汁なし麺。韓国では昔から競合となる農心や韓国ヤクルト、オットゥギからもチャジャン味の即席麺が出回っており、広く親しまれている。
今までチャジャン味即席麺を食べた経験からすると総じてあまり辛くない。代わりに苦みとか甘味があったと記憶する。それがこの超激辛で名を馳せたプルダックシリーズから出るのだから、今までの製品とはかなり様相を異にしたものになるであろうと期待と心配が交錯する。
なお今回の品は裏面の作り方説明が英語とフランス語の二か国語表記のみでハングルは無い輸出仕様である。このためもしかして韓国国内仕様とは味(とくに辛さ)が違うのではないか?という疑念も生じてくるのだが、開封してソースの小袋を見ると細かな表記までハングルだけなので、たぶん味は万国共通なんだろうと推測する。(輸出仕様で味を変えるなら、最低でも小袋に英語表記ぐらいは入れるだろうと思うので)
食べてみて、プルダックの常でとても辛い。それもボディブローのように重量感を伴ったズッシリくる辛さである。これが同じ激辛のジャンルに属するタイのトムヤム味即席麺だと軽くてキレがあってスピーディな辛さなんだけどね。こういう辛いものを日常的に食べていると果てはパンチドランカーのような廃人になってしまうんじゃないかと心配する。
で、激辛刺激とチャジャン味との相性だが、あまり融合していないというか、辛さと黒味噌がそれぞれ違うベクトルで主張しているように感じるのだ。チャジャン味ならではの要素としてザラついた舌触りとか苦み・豆の香ばしさ等があるのだが、辛さと絡みついておらず、それぞれが目を逸らしているような、バンド演奏で言えば相手の音を聞かずアイコンタクトもしないような様子に思えてしまう。本来ならば激辛成分が触媒のように働いてチャジャン味を変貌させて欲しいところなのだがそこまでには至っていない。
具の野菜は辛さに消されて量の割には存在感が弱い。味や香りの要素は多いのだけれど、雑然としていて整理不足、熟成不足だと感じたな。
国名 | 韓国 |
ジャンル | 袋汁なし麺 |
EANコード | 8 801073 113947 |
会社名 | 三養食品 |
製品名 | チャジャン ブルダックポックンミョン Jjajang Hot Chicken Flavour Ramen Korean Black Bean Sauce |
謳い文句 | |
調理方法 | ゆで5分お湯切り |
質量 | Net140/麺70g |
熱量 | 560kcal (2343kJ) |
Na(麺具+汁) | 1.42g(食塩相当量3.6g) |
付属品 | 液体ソース、かやく(人参・キャベツ・グリーンピース・植物蛋白質) |
ノンフライ麺 | × |
汁なし麺 | ○ |
麺 | 幅広の扁平断面で重量感がある、粘りがありしっかりしているが、歯応えはやや単調 |
汁・ソース | ざらついた舌触り、いつも通り重たい激辛、黒豆味噌の苦味と香ばしさが浮いている |
具・その他 | 具の野菜は辛さに消されて存在が薄い、雑味があり味が整理されていないように思う |
総合評価 | ★★2 |
試食日 | 2019/01/25 |
賞味期限 | 2019/04/25 |
入手方法 | happachanよりいただく |
税込購入価格 |