No.6390は国分グループ本社、Tabete だし麺 鶏帆立Wだしラーメン。だし麺シリーズは完全制覇を目指していたのだが、未試食の「枕崎産マグロだし塩ラーメン」が終売になったらしく厳密な意味での完全制覇は見果てぬ夢となってしまった。まあ今出来るベストを尽くすとして、今回の試食が11種目であり残すはあと3種類。
しかし今まで食べてきただし麺と今回の品はパッケージ印刷のレイアウトから書体、色合い等のデザイン言語が違い、従来品とは別物という印象を受ける。改めて同社のWebサイトを確認したらNo.6368で紹介した海老豚骨Wだしも今回の品と同種のデザインにリニューアルされていた。お値段高めのWだしシリーズを差別化するためのものだったんだ。
製造所は藤原製麺と明記されており、ゆで6分の太麺、スープは茹で汁では無く別途熱湯で溶く方式であることもNo.6368海老豚骨Wだしと同じ。開封してみると液体スープの袋がやたらとデカいことに驚く(海老豚骨Wだしは一般的な大きさ)
液体スープの袋が大きいものは濃縮度が低いからだろうか、まるで今さっき寸胴鍋からスープをすくってきたみたいに喉越しが自然でインスタントらしくないものが多いと経験上感じている。なので今回は期待できそうだ。
食べてみて、これはイイ! 麺はNo.6368海老豚骨Wだしと同じものだろう、太くてガッシリ、頼りになる食感だ。なにより小麦粉を食べている、という感じがするのが良い。(一般的な即席麺は小麦粉以外に何が添加されているか判ったもんじゃないという気がするので)
スープも麺に負けていない。帆立の香りがリアルで強く、それでいて下手をすると生臭くて下品な臭いになってしまいそうなものをうまく手懐けている。鶏だしも強いけれど帆立と合わせて1+1=3になるような相乗効果を出している。小細工はせずに素材の良さで勝負をしており、強くて濃いい味だけど薬臭いなんてこともない。
これなら麺とスープのみの具無しでも、一食分の食事としのて不満は無い。もちろん大抵の具や薬味を受け容れてくれる懐の深さも持っている。ベタ褒めをしてしまったが、敢えて言えば基本的に強くて濃い味なので、身心が弱っているときにはお勧めしかねる。
国名 | 日本 |
ジャンル | 袋ラーメン |
EANコード | 4 901592 920355 |
会社名 | 国分グループ本社 |
製品名 | Tabete だし麺 鶏帆立Wだしラーメン |
謳い文句 | 北海道産帆立貝柱だし×比内地鶏だし |
調理方法 | ゆで6分分離調理 |
質量 | Net117/麺70g |
熱量 | 439kcal (1838kJ) |
Na(麺具+汁) | 〜g(食塩相当量6.8) |
付属品 | 液体スープ |
ノンフライ麺 | ○ |
汁なし麺 | × |
麺 | 太い扁平断面、硬めで重量感が大きい、しなやかではなく男性的、小麦粉を感じる麺 |
汁・ソース | 帆立の香りが強いけれど生臭さが無い、鶏だしも強いが調和している、喉越しが自然 |
具・その他 | 麺もスープも高レベルでバランスも良、具なしの素で食べても高い満足感が得られる |
総合評価 | ★★★★4 |
試食日 | 2019/01/14 |
賞味期限 | 2019/02/14 |
入手方法 | 2018/08/30 Roji日本橋 |
税込購入価格 | 220 JPY |