No.6386は麺のスナオシ、豚骨醤油拉麺。私の行動範囲内でこのスナオシの「拉麺」シリーズは滅多に見掛けることが出来ず、amazon等の通販だとひとケース20個もしくは5個パックx6の30個単位になってしまってなかなか入手の難易度が高いのだ。今回百均のCan-Doにて単品で販売されているところに遭遇(よりどり三個で税込108円)、吸い込まれるように手が伸びてしまったよ。
姉妹品の醤油拉麺は2011年10月にNo.5000で試食済み。わざわざキリ番へ割り振ったところに私のスナオシLOVEが滲み出てしまったよ。なおこの拉麺シリーズには塩拉麺と味噌拉麺もあるのだが、同社の通販サイトには今回の豚骨醤油しか載っていない。
面白いというか不思議に思ったのは裏面の作り方説明で、三つの項目に分かれているのだが、わざわざ一つ目(麺を煮る)と二つ目(火を止めてスープを加える)のあいだをブッた斬って賞味期限表示を割り込ませていること。何でこんな不自然なレイアウトにするのだろう?
そこでスナオシの拉麺シリーズではない他の製品(サッポロシリーズ)を確認してみたら、昔からみな同じ位置に賞味期限のスタンプが押されているではないか。
なるほどスナオシの生産ラインでは裏面の左中央が押印の定位置なんだ。だったらグラフィックのデザインをする時に最初から考慮すりゃいいじゃん、とも思うのだが、こういう不器用なところがスナオシらしくて愛おしく思えてしまうのだ。なお作り方説明の挿し絵はサッポロシリーズよりもだいぶ今風に進化している。
食べてみて、麺もスープも何か足りない、否、いろいろ足りない印象。麺の歯応えにしてもスープの味わいにしてもダイレクト感に欠け、曇りガラスを通して向こう側を覗くような感じでもどかしい。UFOキャッチャーで箸と丼を操作してラーメンを食べるみたいな。
麺は角が丸められて口当たりは優しい。でも歯の表面にスポンジ状のゴムシートが貼られたような弾力感があり、噛み心地が間接的な印象を持った。スープもぼやけた感じで、うま味調味料が主体となってそこに豚骨フレーバーと粉末醤油を混ぜる筈のところを、どちらも量が本来の半分ぐらいしか入っていないような不足感というかやり残し感がある。総合評価は★2.0としたが、1.5にするかどうかでちょっと迷った。
というわけで、単体で食べると大いに物足りなさを感じる。なのである程度味と歯応えがハッキリしている具を追加することを強く勧める。まあ一個当たり税込み36円の製品だから、これだけで完結させるのではなく、あくまで素材として扱うのがいいだろう。
国名 | 日本 |
ジャンル | 袋ラーメン |
EANコード | 4 973288 623239 |
会社名 | 麺のスナオシ |
製品名 | 豚骨醤油拉麺 |
謳い文句 | くせのない後味さっぱりしたとんこつ醤油ラーメンです。 |
調理方法 | ゆで3分 |
質量 | Net83/麺75g |
熱量 | 374kcal (1566kJ) |
Na(麺具+汁) | 0.7+1.2g(食塩相当量1.8+3.0g) |
付属品 | 粉末スープ |
ノンフライ麺 | × |
汁なし麺 | × |
麺 | 中太で角が丸められ優しい口当たり、妙な弾力感のある歯応えが間接的でもどかしい |
汁・ソース | 味の基礎部分が頼りない、豚骨味も醤油も弱く、旨味だけのぼやけた味、刺激も無い |
具・その他 | 物足りなさを感じる、あくまで素材と割り切り、歯応えと味が明快な具を入れるべし |
総合評価 | ★★2 |
試食日 | 2019/01/09 |
賞味期限 | 2019/02/22 |
入手方法 | 2018/09/14 Can-Do |
税込購入価格 | 36 JPY(108 JPY/3p) |