No.6346は中国の今麦郎面品、刀削宽面 酸辣牛肉味。No.6208で姉妹品の红烧牛肉面を紹介している。大柄なカップの製品で、ヒートシールされたフタはついていないので薄い樹脂製でドーム状のキャップを外せばすぐに中身にアクセスできる。麺はさらにシュリンク包装されており、湿気を帯びることはないはずだ。
この刀削宽面、本国では九種類もある大きなシリーズ商品である。日本人の好みに合うかどうかは別として、中国では受け容れられている味だと思われる。
ちなみに今麦郎は今年画期的な「第二代方便面」を開発し、この年末から日本市場に参入するとのこと。中国の即席麺は麺が弱い印象があったので乞う御期待、かな。
中には小袋四つに麺とフォーク。これでもか!と言わんばかりの豪華さだけど、麺を含めて五回封を切らなければならないので作るのがちょっと面倒臭い。おまけに小袋は手で封を切りにくいものもあって手を汚した挙句にハサミを取り出すことになったし。今麦郎だけでなく全ての即席麺製造者に言いたいのだが、味だけではなく作る際のリズムを考慮して欲しいのだ。
食べてみて、麺は姉妹品No.6208红烧牛肉味と同印象。幅1cm程度の幅広で薄く、ワンタンの皮を細く切り出したみたい。平滑度は良く滑らかでツルツルしているが、あんまし刀削麺という感じではないなあ。
スープは塩辛~い。一気に血圧が上がっちゃいそうだよ。辛さも結構なもの。唐辛子だけでなく花椒の刺激もある。んでうま味は化学調味料的でちょっとキツイな。全部飲んだら体に悪そうだ。まあこれはNo.6208红烧牛肉味でも同じ感じだったな。
唯一のオアシスともいえるのは緑色の小袋に入った昆布の煮付け。薄口の醬油で柔らかくなるまで煮込んだ感じで、ご飯のおかずとしてもイケそうだ。
これから今麦郎が日本に進出するならば、この日本人にとっては間違えなくキツイ味をなんとか調整しないといけないと思う。まあ同社の「一菜一面」シリーズなどは穏やかな味なのでうまくやってくれると思うけど。
国名 | 中国 |
ジャンル | カップラーメン |
EANコード | 6 921555 525098 |
会社名 | 今麦郎面品 |
製品名 | 刀削宽面 酸辣牛肉味 |
謳い文句 | |
調理方法 | 熱湯4分 |
質量 | Net142/麺80g |
熱量 | 477kcal (1997kJ) |
Na | 4.01g |
付属品 | 液体スープ、粉末スープ、調味油、ワカメの漬物、フォーク |
ノンフライ麺 | ○ |
汁なし麺 | × |
麺 | 1cm近い幅広麺は薄くヒラヒラした食感、均一で湯戻りは良好だが刀削麺らしくない |
汁・ソース | 塩分が強すぎる、唐辛子の辛さも強い、旨味も強いが化学調味料的、完食を躊躇する |
具・その他 | 昆布の煮付けは穏やかな味、大豆も柔らかくて香りがある、でも日本人にはきつい味 |
総合評価 | ★☆1.5 |
試食日 | 2018/11/15 |
賞味期限 | 2018/09/15 |
入手方法 | 2018/03/26 Ren様よりいただく |
税込購入価格 |