No.6301はタイのThai President Foods、MAMA Ramen Non Fried Instant Noodles Original Flavour。MAMA Ramenは比較的最近追加されたノンフライ麺を特徴とする製品群で、タイ製の一般的な袋麺の価格が6.0B程度なのにこの製品は15.0B(約51円)と2.5倍もする。またタイの袋麺は大抵丼お湯入れ(チキンラーメン式)で作ることができるのに対し本品は鍋で茹でる方式限定である。
これらのスペックからして意識高い系の裕福層をターゲットとした製品なのだろう。日本で言えば中華三昧が発売された時のような位置付けかな。タイにも高級即席麺の市場が出来つつあると思われる。
「Ramen」という語を使っていることからたぶん日本のラーメンを連想させようとしているのだろう。実際バンコックの街中には日本風のラーメン店があちこちにあり、有名どころで食べてみると、味付けや具に若干のタイっぽさは加味されているものの、日本で食べるのとほぼ遜色ない品質感を持っている。そして値段もタイの屋台料理と比べると結構高い。
高価格・高品質・日本風、といった要素を盛り込んだのがこのMAMA Ramenシリーズだと言えよう。
食べてみて、麺は細めの角断面ノンフライ麺。輪郭がハッキリしていてあまりもちもち・ふわふわしていない。日本で言うならば1980年代の第二世代ノンフライ麺の感覚に近いかな(第一世代が明星中麺、日清生中華、ハウス本中華あたり)。現行品でいうとマルちゃん屋台十八番なま味シリーズの麺を連想した。
今の日本のノンフライ麺の主流ははもっとふくよかな口当たりのものが多いけれど、きっとタイ人の好みに合わせてハッキリした歯応えがある麺にしたのだろうと想像する。
スープは醤油味ベースでクリアな印象。甘めで唐辛子の刺激がある。うま味は自然で、タイ製品としては化学調味料っぽさがうんと控えめ。オイスターソースや胡麻油の存在が純粋な日本風醤油味とは違うものにしている。まあこれがOriginal Flavourたる所以かな。とはいえタイの即席麺スープとも全然別物であり、国籍不明の味という印象を持った。
高い志を感じる一方で、ちょっと迷いがあるようにも感じたな。
| 国名 | タイ |
| ジャンル | 袋ラーメン |
| EANコード | 8 850987 143748 |
| 会社名 | Thai President Foods |
| 製品名 | MAMA Ramen Non Fried Instant Noodles Original Flavour |
| 謳い文句 | |
| 調理方法 | ゆで3分 |
| 質量 | Net60g |
| 熱量 | 210kcal (879kJ) |
| Na | 1.39g |
| 付属品 | 粉末スープ、調味油、チリパウダー |
| ノンフライ麺 | ○ |
| 汁なし麺 | × |
| 麺 | 細い角断面で輪郭は明確、粒立ちが良い食感、適度にしなやかだがふくよかさは弱い |
| 汁・ソース | 透明感がある醤油味、オイスターソースや胡麻油の香り、やや甘く唐辛子の刺激あり |
| 具・その他 | タイ製品らしくない、上品で質感は良いが国籍不明な印象、タイの中華三昧的な存在 |
| 総合評価 | ★★☆2.5 |
| 試食日 | 2018/09/01 |
| 賞味期限 | 2018/09/15 |
| 入手方法 | 2018/04/15 Gourmet Market(Thailand) |
| 税込購入価格 | 15.0 THB |


たぶん日本のラーメンを連想させようとしているどころか、はっきりラーメンてカタカナで書いてあるし(笑) なのに日本風でもなくタイ風でもなく迷い風なのは残念。でも日本のラーメンの人気が想像できる。いつか日本のラーメンのように具沢山入ってるものができてくるのかな。楽しみです。
タイの即席麺って煮詰まった成熟商品という感じなんだよね。だから発展するために高級品や海外の味を取り入れるのは分かるような気がする。
やっぱレトルトで大きな海老がゴロゴロ入ったタイ本場のトムヤムクン即席麺が出てほしいな。