No.6293 マルちゃん 五目あんかけ風 激めんワンタンメン


No.6293は東洋水産、マルちゃん 五目あんかけ風 激めんワンタンメン。北海道・東北・関東・静岡のみの限定販売品。

この製品は不思議なことに東洋水産のWebサイトを探しても製品情報が全く載っていなかった(「五目」ではないただのあんかけ風ならば検索で出てくる)。一方で「2016年マルちゃん即席めんのご案内」という紙媒体の冊子にはちゃんと載っている。テスト販売のようなものなのだろうか?

今年の4月に山形県で購入したもので、この時点ではまだ通販でも購入可能だったのに、現在はもう終売になってしまった模様。この試食記を読んで食べたくなっても、入手するのは難しいよん。

激めんは1978年に登場し、当初ミッチー(三橋美智也)がディスコ風背景の前で「激れ!激れ!」と叫ぶCMとともに全国的にメジャーな存在だった。しかし販売地域が縮小され現在では東日本限定になってしまい、東京や神奈川では滅多に遭遇できないのが実情である。

肉入りワンタンが激めん最大の特長。私はそれ以前に売られていた肉入りワンタンが麺の間に挟まれていたマルちゃんリャンタンメン(袋麺、1971年発売)が大好物で、我が家では箱買いをしていたのだがほんの数年で消滅。あの、人造肉っぽくて皮が脆いワンタンの香りが懐かしいなあ・・・と思っていたところにこの激めんが出て、あのリャンタンメンのワンタンがカップになって戻ってきた!と歓喜したものだった。なので激めんに対してはちょっと思い入れが強い。

食べてみて、とても具が豊富で賑やかな印象。肉入りワンタンの他にキャベツ・味付挽肉・たまご・キクラゲ・カニカマと、正直言ってみんな安っぽい材料だが、それでもたくさんあると迫力が出てくるものだ。

ノーマルの激めんは粉末醬油と生姜の尖がった香りが特徴的で、安っぽいけど麻薬的な魅力があるのだが、今回の品はオイスターソースっぽい中華料理的雰囲気を備えており、少し大人びた様相になった。まあそれでも安っぽいけど(←決してけなしているのではない)。

あんかけということでスープにはとろみが付いているのだが、粉末スープゆえよくかき混ぜないとダマが出来る。しかし、激しくかき混ぜるとワンタンの皮が破けてしまうというジレンマを抱え込んでしまうのだ。とろみをつけるか、ワンタンを守るか、二律背反の選択を迫る悩ましい製品である。

国名 日本
ジャンル カップラーメン
EANコード 4 901990 336505
会社名 東洋水産
製品名 マルちゃん 五目あんかけ風 激めんワンタンメン
謳い文句
調理方法 熱湯3分
質量 Net87/麺60g
熱量 403kcal (1678kJ)
Na(麺具+汁) 0.9+1.2g(食塩相当量2.3+3.0g)
付属品 粉末スープ、かやく(ワンタン・キャベツ・味付挽肉・たまご・きくらげ・かに風かまぼこ)
ノンフライ麺 ×
汁なし麺 ×
細めの角断面、気泡感があり歯応えは頼りない、昔からの激めんの食感が残っている
汁・ソース とろみあり、中華風の香り、粉末っぽいとんがった味、生姜の香り、辛い刺激は無い
具・その他 具だくさんで安っぽいが楽しい、ダマが出来ないようよく混ぜるとワンタンが壊れる
総合評価 ★★☆2.5
試食日 2018/08/16
賞味期限 2018/09/06
入手方法 2018/04/11 マックスバリュ
税込購入価格 137 JPY