No.6330はThai Preserved Food Factory、WaiWai Minced Pork Soeng kreung Flavour Big。タイ語で書くとโรงงานผลิตภัณฑ์อาหารไทย ไวไว รสหมูสับทรงเครื่อง ใหญ่となる(らしい)。Soeng kreungはポークチョップのタイ語読みのようで、まあ豚肉をぶった切って刻んだスープの味、ってところだろうか。
袋の左下にエプロンを掛けたおじさんの絵とともに「McDang Guide」と書かれており、これはタイの著名な料理研究家でミシュランのようなガイドブックなどを出しているムックデーン氏のお墨付きということらしい。まあ即席麺でこのマークが付いているのはWaiWai製品だけだし、ローカルなMonde Selection程度の権威と考えるのが良さそうだ。
食品の内容に関わる表記はお国柄がよく表れる部分で、タイ製品で特徴的なのは栄養成分の重量比(%)を多い順番に明示しなければならないこと。今回の品の場合は小麦粉63.00%、パーム油16.00%ときて次がIodized Salt 2.80%、なんだこりゃ?ただの塩じゃないのか?
調べてみたところ、Iodized Saltはヨウ素を添加した食塩。海外ではこれが義務付けられている国が結構多いらしい。ヨウ素欠乏症で甲状腺機能が低下することへの対策だとのこと。ところが日本は昆布やワカメなど海藻類の摂取量が多く、むしろヨウ素が過剰気味なぐらいなので塩に混ぜる必要なぞ無いのだ。う~ん、海外の即席麺に接するといろいろな発見があるなあ。
食べてみて、全体的に安っぽいけど健康的な印象。昭和の中期頃に家は貧乏だけど元気に遊びまわる子供達を見ているみたいだ(比喩になってない?)。
丼に麺を入れてお湯を注ぐ方式と鍋で茹でる方式の両対応だが、丼お湯入れ方式で作ると麺の気泡感が強調されて食感が軽くなる。でも輪郭がハッキリしていてっ歯応えもスコスコ小気味よく、なんだか食べるリズムが軽快なのだ。油で揚げた香ばしい匂いも雰囲気を盛り上げる。生麺みたいだとか、しっとりふっくらなんて価値観とは別世界なんだけど、これはこれでいいものだと思う。
スープは透明感があるポーク味でちょっと、いや結構人工的だ。タイ製品らしい唐辛子の辛さの他、山椒や黒胡椒の刺激も感じられて体温が1℃ぐらい上がるような高揚感がある。でもトムヤム味とは違って強い酸味や甘さは無い。
購入価格は6.0THB、日本円にして20円程度。でも間違えなく私はちょっとだけ幸せな気分になることが出来た。
国名 | タイ |
ジャンル | 袋ラーメン |
EANコード | 8 850100 004871 |
会社名 | Thai Preserved Food Factory |
製品名 | WaiWai Minced Pork Soeng kreung Flavour |
謳い文句 | 丼お湯入れ3分/ゆで2分 |
調理方法 | |
質量 | Net70g |
熱量 | 330kcal (1382kJ) |
Na | 1.47g |
付属品 | 粉末スープ、調味油、チリパウダー |
ノンフライ麺 | × |
汁なし麺 | × |
麺 | 茶色く細めの角断面、輪郭が明快、気泡感があるが食感は軽やか、揚げ物の香ばしさ |
汁・ソース | 透明感があるポーク味、唐辛子と黒胡椒と山椒の刺激が爽快、酸味や甘さは殆ど無い |
具・その他 | うま味は人工的だし高級感は全然無いが、全体的に元気が良くて健康的な印象の製品 |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2018/05/17 |
賞味期限 | 2018/06/02 |
入手方法 | 2018/04/27 ファランポーン駅(Thailand) |
税込購入価格 | 6.0 THB |