No.6229は日清食品、日清麺職人 梅仕立ての牛だしそば。期間限定販売の製品であり、日清Webサイトでの製品情報でも「春にピッタリの麺職人」と紹介されているので、そう遠からず終売になりそうな予感がする。この製品がNo.6227より続いた牛肉味即席麺三部作のトリを務めることとなる。
ここで歴史的なウンチクを垂れさせてもらうならば日本で、いや世界で初めての牛肉味を標榜する即席麺は1972年9月に発売された「明星ラーメンビーフ味」であろう。岸辺シローが「ウシ・ウシ」というCMと共に瞬間的に大ヒットし、我が家でも箱で買ったものだった。当時麺の揚げ油がラードから植物油へ転換する先駆けでもあり、とてもスッキリした味だったことを覚えている。
だけど意外に短命で、ほんの数年で消えて無くなってしまった。その後有名どころの牛肉味即席麺は、私が知る限り1987年8月に日清食品が発売した「うししのし」(袋)まで間が空いてしまうのだ。
その後牛肉味の製品は主にカップ麺で突発的に出てきてもすぐに消えてしまうし、また匂いに癖があるものが多かったので私にとってあまりいい記憶が無い。
なので最近牛肉味を看板とする製品が続けて発売されるのを見て、何か流れが変わろうとしているのかもしれないと感じた次第である。
食べてみて、牛肉のうま味も匂いも控えめだね。どこまで濃くしたらいいのか躊躇しているように感じたな。職人しっかりしろ!と言いたくなっちゃう。まあ全粒粉入り麺職人自体が力強さよりも繊細さを志向しているように思うので、キャラクター的には合っているともいえる。これが麺づくりだったらもっと違和感を持つだろう。
スープは透明感があり甘め。梅肉ペーストは甘酸っぱくて個性的なアクセントにはなっているけど、製品全体を牽引するだけのパワーは無いねえ。あと具はとてもショボい。
なんだか方向感に乏しい印象を持った。脂っ気は弱くエネルギーは少ないのでダイエット用途にはいいのかな。
国名 | 日本 |
ジャンル | カップラーメン |
EANコード | 4 902105 245248 |
会社名 | 日清食品 |
製品名 | 日清麺職人 梅仕立ての牛だしそば |
謳い文句 | 期間限定 小麦の風味がクセになる 全粒粉入りノンフライ麺 |
調理方法 | 熱湯4分 |
質量 | Net90/麺65g |
熱量 | 281kcal (1176kJ) |
Na(麺具+汁) | 〜g(食塩相当量1.4+4.8g) |
付属品 | 液体スープ、かやく(卵・ねぎ)、梅肉ペースト |
ノンフライ麺 | ○ |
汁なし麺 | × |
麺 | 細く縮れが弱い、サラッとした口当たり、最近の全粒粉入り麺職人に共通する食感 |
汁・ソース | 透明感があり結構甘い、牛肉の旨味も臭みも弱い、方向感に乏しい味、辛い刺激無し |
具・その他 | 梅肉ペーストは個性的でアクセントになるが主役では無い、その他の具はとても貧弱 |
総合評価 | ★★2 |
試食日 | 2018/05/15 |
賞味期限 | 2018/09/07 |
入手方法 | 2018/03/23 三和 |
税込購入価格 | 117 JPY |