No.5956はヤマダイ、手緒里庵　かき揚げ天ぷらそば。手緒里庵はヤマダイの和風カップ麺ブランドで、そばとそうめんの製品群が存在している。過去は知らないが現在うどんは無い。スープ無しの乾麺では「手緒里うどん」という製品がある。

即席麺に関係無い極めて個人的な感情だが、「ておりあん」と聞くと反射的に千鳥饅頭「♪チロ～リア～ン」の歌声が脳内で自動再生されてしまう。幼い頃の刷り込みがなかなか抜けなくて。BTTFの「デロリアン」もそうなんだよな。手緒里庵シリーズの現行品カップそばは今回の品とNo.5836で紹介した鴨汁そばの二種類。どちらもノンフライながら重量感があり、麺の歯応え、香りなどがとてもリアルで完成度が高い。本物志向のカップそばを食べたいなら手緒里庵が一押しだと思うのだが、どこにでも売っている訳ではなくちょっと探さなければならないのが辛いところ。今回の天ぷらそばは液体と粉末のダブルスープ。なので液体だけのNo.5836鴨汁そばとは結構趣が違う。大雑把に言えばこちらはパワフルで鴨汁は繊細、という感じか。天ぷらは海老の殻を焼いたような香ばしさがあって食欲を誘うが、身はやや痩せ気味だった。