No.5953は韓国のオットギ、ブデチゲラーメン。ハングル表記では오뚜기、부대찌개라면となる。和訳すれば「部隊鍋」、軍隊発祥ともなれば豪快でエネルギッシュな味を期待できる反面、繊細さとか上品さは求めない方がいいだろう。
ブデチゲラーメンは農心、パルドからも発売されており、韓国ではひとつのジャンルを形成している様子。なお日本語読みでは冒頭の濁点「ブ」を半濁点の「プ」と表記するケースも多いようで、どっちが正確なのかは判らない。韓国製袋麺の常としてかやくが付いているが、麺を茹でるよりも前の水の状態から入れように指示があるのが変わっている。そして粉末スープは麺と同時に投入。さらに韓国の袋麺としては珍しい液体スープは火を止めてから入れる。結局三つある小袋は投入タイミングがすべて違うという面倒な製作仕様。もうちょいなんとかならんのかな。食べてみて、事前の予想通りパワフルで熱い。上品だの繊細だのなんてなんじゃそりゃあの世界。良くも悪くも雑然とした味なので、追加の具として何を入れてもそれなりに馴染むだろう。まあベースが強くて辛い味なので、存在感の薄い具をいれても埋没しちゃうかもしれんけど。
国名 | 韓国 |
ジャンル | 袋ラーメン |
EANコード | 8 801045 523729 |
会社名 | オットギ 오뚜기 |
製品名 | ブデチゲラーメン 부대찌개라면 |
謳い文句 | |
調理方法 | ゆで4分 |
質量 | Net130g |
熱量 | 515kcal (2156kJ) |
Na | 1.79g |
付属品 | 液体スープ、粉末スープ、かやく(牛肉・キムチ・チリ・チンゲン菜・キャベツ) |
ノンフライ麺 | × |
汁なし麺 | × |
麺 | 太めの丸断面で表面はツルツル、存在感が大きい、韓国の袋麺としては粘りが弱い方 |
汁・ソース | ドロドロ濁っており激辛、雑多で混沌とした旨味、下品なうま味、好みが分かれそう |
具・その他 | 具は豊富で効果的、上品さや繊細さは無いが、力感が強く体が活性化しそうな製品 |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2017/02/04 |
賞味期限 | 2017/04/07 |
入手方法 | 2016/11/11 ソウル市場 |
税込購入価格 | 214 JPY |
日本語読みについて、「부」は語頭では「プ」と発音し、母音の後などでは「ブ」と濁ります。
日本語の林(はやし)が小林(こばやし)になるようなものです。
また、アルファベット表記では、「부」は「bu」と表記することになっているそうです。
自動車の「現代」も、韓国語に近い発音ですと「ヒョンデ」になるものが、アルファベットを見て「ヒュンダイ」と言っていますね。
以上、永遠のハングル初心者より。
お久しぶりです。そして読み方の情報どうもありがとうございます。
YouTubeで韓国のTVCMなどを見ると確かに「Pu」と言っているように聞こえるのですが、アルファベットの表記は「Bu」なのでどちらを優先させるか迷っていました。「부」が頭にくる場合は「Pu」と読むのですね。参考になりました。