No.6260は渡辺製麺が製造して藤商が販売する、ピリ辛吉田のうどん。富士山周遊麺三昧シリーズのひとつで、他はNo.6218で紹介した山梨県郷土料理ほうとうと、製造者が渡辺製麺に代わる前のとかち麺工房時代にNo.5175で紹介した桜えびの塩ラーメンがある。何れも新東名高速道のSAに於いて400円以上で購入したものなので、観光土産的性格が強い製品だと思われる。
今回の品は税抜購入価格が420円。コンビニのカップ麺が高くても凡そ300円以下であることを考えると、高級な材料を使うための自由度がグンと広がりそうで、美味しくてあたりまえだと期待してしまうよ。
パッケージの印刷上部には富士山の写真が。神奈川県民がよく見る富士山は東~南側が多いのだが、富士吉田市から見る北側の表情はやっぱちょっと違うもんだね。この写真は桜の時期に新倉山浅間公園から忠霊塔を入れて撮ったものだな。
またパッケージ右側には丼の形をしたゆるキャラが。これは「吉田のうどんぶりちゃん」という女の子だそうで、う~ん・・・目や頬や口がピカチュウにインスパイアされたように見えてしまい、何とも安直なような。吉田のうどん全般についてはここを参照のこと。
食べてみて、氷結乾燥ノンフライ麺は輪郭がハッキリしておりシャープな印象。その分うどんとしてのふくよかさには欠ける気もするが、湯戻し時間は4~5分と幅を持たせており好みに応じて調整可能。4分戻しでも湯戻りのムラは無かった。まあ良くも悪くも昔ながらのとかち麺工房品質であり、製造者の名義が渡辺製麺に代わっても基本的性格は全く変わっていない。
スープは一般的なうどんつゆに味噌をブレンドしたような感じ。重厚で複雑だが雑味が多い印象もある。濃縮度が低そうなスープは喉越しが自然。唐辛子のピリッとした刺激がある。レトルトの牛肉はちょっと一手間かけて一旦揚げたものをタレに漬けこんだような感じ。うどんにキャベツが同居しているのは物珍しさがある。
各要素の質感はみな高い。でも、400円オーバーの価格を納得させるかといえば微妙なところ。とかち麺工房っぽい部分はそのまま残っており、それ以上ではない。富士山周遊してきました!という思い出を補填するモノとしては十分に価値があると思うが。
国名 | 日本 |
ジャンル | カップうどん |
EANコード | 4 979385 803161 |
会社名 | 渡辺製麺(販売は藤商) |
製品名 | ピリ辛吉田のうどん |
謳い文句 | 富士山周遊麺三昧 吉田のうどんとは 麺は硬めで、具材にきゃべつ・人参・油揚げ・肉入り。 |
調理方法 | 熱湯4〜5分 |
質量 | Net152/麺60g |
熱量 | 597kcal (2500kJ) |
Na(麺具+汁) | 〜g(食塩相当量6.4g) |
付属品 | 液体スープ、レトルト具(牛肉)、かやく(キャベツ・油揚げ・人参・ネギ) |
ノンフライ麺 | ○ |
汁なし麺 | × |
麺 | 扁平断面で密度が高い印象、曖昧さがなくクッキリ硬めだが、湯戻りのムラは無い |
汁・ソース | 出汁つゆに味噌を混ぜている、重厚な反面雑味がある、唐辛子の刺激、喉越しは自然 |
具・その他 | 牛肉は一度素揚げしたようで凝っている、うどんにキャベツは珍しい、良質だが高価 |
総合評価 | ★★★3 |
試食日 | 2018/06/19 |
賞味期限 | 2018/08/25 |
入手方法 | 2018/04/08 しずおかマルシェ |
税込購入価格 | 454 JPY |