カテゴリー別アーカイブ: 50海外のカップ麺

No.6349 Piwa Food (Sweden) Thai Cup Noodles Chicken Taste

No.6349はスウェーデンのPiwaFood AB、Thai Cup Noodles Chicken Taste。スウェーデン語でチキン味のことをKycklingsmakと言うらしい。あの辺の言語の多くはsmak=味なんだな。で、この製品の名前にもなっている通り製造はタイである。

容器は無地の発泡PS(ポリスチレン)製カップに印刷フィルムをシュリンクさせて密着させた構造。タイで縦型のカップ麺を製造している会社は私が知るところで六社あるが、この構成の容器を用いてタイで国内販売しているところは無い。いったいどこが作っているんだろう?

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No.6348 Gallina Blanca (Spain) Yatekomo Gambas


No.6348はスペインのGallina Blanca、Yatekomo Gambas。ガンバスとは海老のこと。私が勘違いしてしまい、YouTube動画では本製品のことをイタリア製だと紹介してしまったよ。というのも今回のGallina Blanca社・YatekomoとイタリアのStar社・Saikebonはどちらもポーランドの味の素が作っており、中身は実質的に同じモノであるから。

そういえばカップ側面の上部に「Los Originales」というキャッチフレーズが書かれていて、イタリア語でLosなんて単語を使うのかな?と一瞬疑問に思ったんだよね。とはいえ明らかに私のポカミスであり、混乱させてすみませんでした。

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No.6346 今麦郎面品 (China) 刀削宽面 酸辣牛肉味

No.6346は中国の今麦郎面品、刀削宽面 酸辣牛肉味。No.6208で姉妹品の红烧牛肉面を紹介している。大柄なカップの製品で、ヒートシールされたフタはついていないので薄い樹脂製でドーム状のキャップを外せばすぐに中身にアクセスできる。麺はさらにシュリンク包装されており、湿気を帯びることはないはずだ。

この刀削宽面、本国では九種類もある大きなシリーズ商品である。日本人の好みに合うかどうかは別として、中国では受け容れられている味だと思われる。

ちなみに今麦郎は今年画期的な「第二代方便面」を開発し、この年末から日本市場に参入するとのこと。中国の即席麺は麺が弱い印象があったので乞う御期待、かな。

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No.6345 Knorr (Spain) Pasta Pot Setas

No.6345はスペインのUnilever España、Knorr Pasta Pot Setas。セタスはきのこのこと。麺はらせん状にねじったフジッリである。

パスタはiramen.netの取扱範疇に入るのか?と疑問を持たれる向きもあろうけど、人類麺類皆兄弟、来る者は拒まず。どちらも小麦が原料なのだし実際のところ海外の即席ラーメンにはパスタっぽい味のスープもよくあるのでパスタとラーメンの境界は結構曖昧だ。ただ海外のパスタ系製品で油揚げ麺というのはまだ見たことが無いけど。(日本ではカップ麺の黎明期に揚げ麺によるスパゲッティがいくつか発売されていた)

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No.6343 Little Cook (Thailand) Spicy Beef with Real Meat

No.6343はタイのNamchow、Little Cook Spicy Beef with Real Meat。フタには小厨師 麻辣牛筋肉麵という漢字表記もある一方でタイ語表記はほぼ無い。なのにカップ側面にある作り方の説明書きはタイ語と英語のみで中国語はナシ。誰をターゲットとしている製品なのかちょっと判りにくいなあ。

購入価格は40.0B(約136円)で、タイ製の一般的カップ麺が15.0Bであるのに対して倍以上の高額製品。でもレトルトパウチに入った牛肉が付いていることを考えるとしょうがないかな~とも思う。

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No.6342 日清食品 (China) 日清拉王 九州黒蒜油豚骨風味

No.6342は中国の日清食品、日清拉王 九州黒蒜油豚骨風味。今まで中国版のラ王は三回紹介しており、それらは日本と同じ八角形で大柄のカップを用いたもの。カップだけでなく麺・スープ・具といった中身にもかなりの金が掛かっていそうだなあと思って試食した記憶がある。

しかし今回試食した拉王はタテ形カップになって容量は減り、見た目にもずいぶん貧相になってしまった。また従来はコテコテの中華風な味付けだったのが、浮世絵風のパッケージと九州の豚骨。要は全くの別物になってしまったように思われる。売れなかったなら仕方がないけど、せっかく高級ブランドとして立ち上げたのに、いいのかこれで?

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No.6340 Pot Noodle (UK) Beef & Tomato Flavour

No.6340は英国のUnilever、Pot Noodle Beef & Tomato Flavour。ウチでは散々Pot Noodleは美味しくないと文句を垂れつつも、実はネタとしてとても貴重な、愛すべき存在なのだ。

新興国の即席麺が美味しくないのを揶揄するのはちょっと躊躇するけれど、文化・産業の先進国であり大英帝国と呼ばれ尊敬され紳士の国であるところの食べ物がこうであるのを茶化しても全然後ろめたさが無い。優等生がポカミスをするような、臥竜点睛を欠くというか、耳なし芳一の耳の部分のような、なんとも愉快ではないか。

今回の品は知人がシンガポールで購入したものをいただいたものである。えっ?Pot Noodleって輸出もしているの?そして購入価格が8.4 SGD、700円弱!こんなんで需要があるのか?

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No.6339 JAYA (Thailand) Instant Cup Noodles Tom Yum Flavour

No.6339はタイのSAHA Pathanapibul、JAYA Instant Cup Noodles Tom Yum Flavour。i-ramen.netでは初めて紹介するブランドである。サハ・ぱさなぴぶ~?どうやって読むのか判らない社名だがこれはあくまで販社であり、製造はChokchaipibul社(これも読みにくい社名だなあ)と表記されているが、実体はどうやらあのThe Decent Noodles Factoryのようだ。

このDecent社はタイよりも海外の方でよく製品を目にする会社で、ベトナムで入手したiMeeブランドのカップ麺と今回の製品が共に世界でも珍しい容器構造だったのですぐに理解できた。

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No.6330 Little Cook (Thailand) Spicy Tonkotsu Miso


No.6330はタイのNamchow、Little Cook Spicy Tonkotsu Miso。日本語で「辛みそとんこつ」、ローマ字で「Spicy Tonkotsu Miso」と書かれているけどあくまでタイ国内向けの製品である。

Namchowはタイにおける即席麺の中堅企業で、母体は台湾の南僑集團というコングロマリットの傘下にある。そのためか製品には繁体中文の表示が併記され、台湾でも「小廚師」という名でよく見かける。タイだとMAMA、YumYum、WaiWai、タイ日清に続く五番手争いを、先日紹介したThe Decent Noodles Factoryと争うような位置付けかな(あくまで個人の印象です)。

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No.6327 Pot Noodle (UK) Original Curry Flavour

No.6327は英国のUnilever、Pot Noodle Original Curry Flavour。さすがに世界一と断言したら悪いけど、世界有数のまずいカップ麺として過去紹介してきたブランドだ。なにしろ紹介する毎に評価点の最低記録を更新し、1.0点、0.5点を付けた後で更にひどいものに遭遇、0.1点というスコアを付けられるようi-ramen.netのデータベースシステムを作り変えたほど。

昔(2001年頃)はThe Pot Noodle Companyという会社から販売されていたのだが、いつからは知らないが2007年に食べた時には英国Unilever扱いに変更されていた。ユニリーバも慈悲深いというか物好きというか・・・

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