No.6482はタイのThe Decent Noodles Factory、iMee Shrimp Flavour。iMeeブランドは日本でも業務スーパーが五個パック製品を販売しているので見掛けたことがある人も多いだろうが、入ってきているのはTomYum ShrimpとGreen Curryだけであり、水色のShrimp味は日本では幻の即席麺である・・・ってそんなに大袈裟なものではないけれど。
この会社は輸出が主であり他にiDlesという製品群もある。しかしパッケージもバリエーションも味自体もiMeeに酷似しており何が違うのよ?と思っていたが、製品の内容量が違うことに気が付いた。iMeeが70gなのに対しiDlesは85g。
このiMee、輸出先によって作り方の説明が結構違う。今回の品はポルトガルで購入した多言語対応版で、上記の裏面写真では輸入業者が貼ったシールに隠されているが、これを剥がすと①丼お湯入れ三分、の他に②丼お湯入れ三分ののち湯切りをして汁なし麺(焼そば)風にして作れとの記載がある。
日本の業務スーパーで売られている日本語表記版は①丼お湯入れ三分、の他に②鍋で一分半茹でる、との記載があり、また昔ベトナムで購入した多言語対応版では①丼お湯入れ三~四分となっていた。
食べてみて、麺はチャキチャキ・スープはビンビン、元気がいい味だけどもカラ元気、という印象。貶しているように聞えるかもしれないけど、決して嫌いじゃあないよ。
麺は細めだが輪郭がハッキリしていて存在を主張する。硬めで粘りがあるので噛み切る際に「プッチン!」と音が鳴るようなクリック感がある。油で揚げた香ばしさも強い。受け身でただ一方的に食べられるのではなく、食べられる前に何か一言発しておかないと気が済まない性格の麺だ。
スープは甘めで、うま味調味料と塩分と唐辛子が強調された味でニンニクの香りも明確。なのでやや情緒過多に思える節がある。これでも濁り感ととろみがあるので少し緩和されているのだが。まあ賑やかなところは麺と似た性格だと思う。食べる人の好みや体調によってこの特徴が面白く感じる場合もあれば喧しく感じる時もあるだろう。
No.6478でフランスのTien Shanを紹介した際に「これはタイのThe Decent Noodles Factory社が製造したものだと断言する。」と書いたけど、味の特徴の多くは今回の品と合致する。
国名 | タイ |
ジャンル | 袋ラーメン |
EANコード | 8 858829 601104 |
会社名 | The Decent Noodles Factory |
製品名 | iMee Shrimp Flavour |
謳い文句 | |
調理方法 | 丼お湯入れ3分/丼お湯入れ3分お湯切り |
質量 | Net70g |
熱量 | 320kcal (1334kJ) |
Na | 〜g(食塩相当量4.56g) |
付属品 | 粉末スープ、調味油 |
ノンフライ麺 | × |
汁なし麺 | ×(汁無し麺も可) |
麺 | 細めだが硬めで輪郭は明確、プリプリした歯応え、揚げ物の香ばしさ、元気のいい麺 |
汁・ソース | 軽い濁り感ととろみあり、甘めで塩分と調味料過多、心地良いニンニクの匂いと辛さ |
具・その他 | 麺もスープも安っぽいけれども自己主張の強い味、時と場合によっては喧しく感じる |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2019/08/22 |
賞味期限 | 2019/08/02 |
入手方法 | 2019/05/31 SuperPoupadinha(Ponta delgada/Portugal) |
税込購入価格 | 0.44 EUR (≒54 JPY) |