No.6388 寿桃 (Hong Kong) 生麵皇 幼 瑤柱海鮮湯味

No.6388は香港の新順福食品、寿桃 生麵皇 幼 瑤柱海鮮湯味。No.6352で姉妹品の生麺皇 粗 鮑魚静鶏湯味を紹介している。「幼」というのは細い麺という意味で、対する「粗」は太い麺のことらしい。

日本では麺線の太さを表現するのに番手という単位を使う(旧JIS B 9201)。これはシート状の練り物から麺線を切り出す際の刃の間隔のことで、数値が小さい程細い麺になる(正確には幅30mmから何本の麺を切り出すかの数、30番手なら麺幅1mm、15番手なら2mm)。同じ文脈で考えるとこの生麵皇の「粗」は刃の間隔が粗くて麺線が太いものと理解できるのだが、「幼」は一体何なんだろう?幼い=小さい=細かい、ということだろうか?

JIS B 9201 製めん機部品 Parts For Noodle Making Machines、2011年2月廃止

カップのフタは生麵皇シリーズ全7種でみな同じものを使いまわしている。ささやかなコストダウンだね。でもこのために上記の「粗」と「幼」で待ち時間の指定が同じ(3~4分)というのはこれでいいのかとちと疑問である。まあ中国製品は待ち時間の指示が無いものも多いので、各々が好きにやってくれ、というところなんだろう。

この会社の製品は昔から中国語と英語の他にフランス語の表記があるのが珍しい。寿桃ブランド製品は今回の品以外袋麺も含めて結構他の国でも見掛けることがあるのだが、主要な取引先にフランス語圏が含まれているということかな。

食べてみて、茶色くて細い麺が個性的、というか違和感を持ってしまうほど。輪郭はクッキリしていてシャープ、粘りとかしなやかさ・弾力感は極端に少なく硬め。大袈裟に表現するならば口の中でポキポキ折れてしまいそう。欧州圏のヌードル入りスープの短い麺でこんな感じのがあった覚えがある。

スープはとてもアッサリ。鶏と帆立のうま味が強く出ているが、如何にも粉末スープを溶いたという感じでもある。辛い刺激は殆ど無い。具はワカメとコーンで歯応えはしなやかだがやや日向臭い。

ポキポキの麺と超アッサリスープの相性はあまり良いとは思わなかった。どちらかがもう少ししっとりとした潤いがあればいいんだけど。

国名 香港
ジャンル カップラーメン
EANコード 0 87303 86058 6 (UPC)
会社名 新順福食品
製品名 寿桃 生麵皇 幼 瑤柱海鮮湯味
謳い文句
調理方法 熱湯3〜4分
質量 Net75g
熱量 249kcal (1046kJ)
Na(麺具+汁) 〜g(食塩相当量4.65g)
付属品 ペースト状スープ、粉末スープ、かやく(キャベツ・コーン・わかめ・ねぎ)、フォーク
ノンフライ麺
汁なし麺 ×
茶色く細い角断面、輪郭は明快で硬く粘りやふくよかさに欠ける、折れそうな歯応え
汁・ソース 透明感が残る淡い色、鶏と帆立の旨味が強いが粉末っぽい、脂っ気が無いアッサリ味
具・その他 ワカメとコーンはちょっと日向臭い、麺とスープの相性が今一でもっと潤いが欲しい
総合評価 ★★2
試食日 2019/01/11
賞味期限 2019/02/01
入手方法 2018/07/17 Kihara特派員様よりいただく
税込購入価格