No.6381はオーストラリアのSuimin Foods、Suimin Noodle Cups Chicken Flavour。このブログでオーストラリア製の即席麺を紹介するのは初めて。i-ramen.netとしては12食目である。
いままで食べた経験では、この国の即席麺は事務的な味とでもいうか麺料理に対する思い入れなど何も無く、単に安くて簡便な食べ物でしかないという印象を持っている。まあこれは欧州における即席麺の位置付けと似ているように思え、アジアの製品とはちょっと毛並みが違うなあと感じていた。
まあ私が最後にオーストラリア製の即席麺を食べたのは2005年5月以来なので、この間に激的な進化・変化が起きていた、かもしれない。
とはいえ、2005年に食べたのもこのSuiminのチキン味であり(No.3106、総合評価★1.5)、パッケージの色使いもグラフィックも殆ど変わっていない。なので中身も大して変わっちゃいないんだろうな、とも予想してしまう。(さすがにQRコードをスマホで読ませてFacebookに誘導するのは今風だね)
スペック的には昔あったコーンが今回のでは省略されており、また鶏肉が大豆蛋白質に変更されている。一方でエネルギーは一割以上増えている(303→344kcal)。
食べてみて、昔の色褪せた記憶を辿りながら比較してみると、基本的な性格は変わっていないが各要素の質感が少しづつ向上しているように感じた。2005年の試食記を見ると麺に関して「日向臭いというかカビ臭い、ダルな食感」なんて書いていた。
今回の麺はそこまで酷くはなく、安っぽいけれども貧相という程ではなく許容範囲だと思った。スープは醤油や魚醤のアジアっぽさは無く欧州風で、僅かに酸味があって口当たりがサッパリしている(2005年の試食では酸味についての言及はしていない)。
具はネギの鮮度(色と香り)が悪いように感じた。でもまあこの辺も許容範囲かな。と・いうわけで、特に選ぶ部分は無い製品なのだけど、腹がうんと減った際に眼の前へこの製品を差し出されたならば、そう躊躇せずに喰らい付いてしまうだろう。
国名 | オーストラリア |
ジャンル | カップラーメン |
EANコード | 9 310155 300261 |
会社名 | Suimin Foods |
製品名 | Suimin Noodle Cups Chicken Flavour |
謳い文句 | TASTE of the ORIENT |
調理方法 | 熱湯3分 |
質量 | Net70g |
熱量 | 344kcal (1440kJ) |
Na | 1.6g |
付属品 | 粉末スープ、かやく(植物蛋白質・人参・ねぎ) |
ノンフライ麺 | × |
汁なし麺 | × |
麺 | 細めの扁平角断面で柔らか、華奢で軽い食感、気泡感は少なく滑らかで貧相ではない |
汁・ソース | 透明感があるコンソメ風、アジアっぽさは皆無、僅かな酸味がありサッパリした後味 |
具・その他 | ネギは大量だが色と香りで古さを感じる、昔の豪州即席麺よりは質感が向上している |
総合評価 | ★★2 |
試食日 | 2019/01/03 |
賞味期限 | 2019/01/25 |
入手方法 | 2018/04/29 Kihara特派員様よりいただく |
税込購入価格 |