No.6269は麺のスナオシ、麺’s 味噌ラーメン。2016年11月のNo.5903で姉妹品の醬油味を先行試食している。醤油味は税込62円で購入してその安さに殆ど全てのことは許せてしまうと思ったのだが、今回の品はさらに頑張った税込59円。

うんと安価な製品とはいえ、競合他社がやっている「粉末スープの中にかやくを混ぜて小袋を一個に集約する」「醬油味も味噌味も同じかやくを使う」というコストダウン策を採らず、醬油味・味噌味それぞれに最適化された専用のかやくを別添するという、食べる人の幸せを中心に据えた構成を採っている。こんなところに麺のスナオシの、製品作りへの矜持を感じるなあ。

それにこれ、よく見たら熱湯を入れてからの待ち時間が4分となっており、3分の醤油味とは差別化されているではないか！写真で見る限りこの味噌味の方がちょっと太い。安いのになんと芸が細かいんだ。

それではと、更に前に食べたNo.5846味噌ラーメン　お得なおいしさを見てみると、こちらは麺の待ち時間が3分で醤油味と同じ麺を使いまわしていることが想像できる。スープやかやくは今回の品と同じものっぽいな。パッケージの雰囲気は全然違うんだけど・・・

ここで両者のパッケージを見比べて、秘められた驚愕の事実を発見してしまった。なんとお得なおいしさと今回の麺’sではJANコードが同じではないか！会計のレジでバーコードを読み込む際にこの二製品は同じものとして扱われる。つまりお得なおいしさの正統たる伝承者、後継製品がこの麺’sシリーズだったのだ！恐るべし、麺のスナオシの野望！（こんなことに胸がトキメクのは俺だけか？）

食べてみて、丸断面でふっくらした穏やかな口当たりの麺。待ち時間3分の醤油味やお得なおいしさ味噌より若干太めだが基本的性格はほぼ同じ。スープは粉末っぽい乾燥臭さがある味噌味で、ややざらついた舌触りがある。まあ安いインスタント味噌汁みたいな感じもするな。味の構成はシンプルというか単純、脂っ気も少なくアッサリ味噌味。具は量が少ないながら四種類の野菜が入っている。

基本的にはNo.5846お得なおいしさ味噌の内容を踏襲し、麺を味噌味に合わせて強化・深化させたものと言える。税込60円を切る価格（決して賞味期限間近で買ったものではない）でこれ以上のものを望むのはもはやバチ当たりといえるだろう。

国名	日本
ジャンル	カップラーメン
EANコード	4 973288 734577
会社名	麺のスナオシ
製品名	麺’s 味噌ラーメン
謳い文句	香辛料をきかせた味噌スープがからむ中太ちぢれ麺
調理方法	熱湯4分
質量	Net83/麺65g
熱量	383kcal (1604kJ)
Na（麺具+汁）	0.1+2.0g（食塩相当量5.3g）
付属品	粉末スープ、かやく（コーン・ワカメ・ネギ・もやし）
ノンフライ麺	×
汁なし麺	×
麺	太めの丸断面、少し気泡感があるが、ふくよかで穏やかな口当たり、安物感は少ない
汁・ソース	粉末っぽい乾燥臭さがある味噌味、少しざらついた感触、旨味は単調で脂っ気は弱い
具・その他	具は少ないが四種類入っている、税込60円を切る価格でこの内容なら何も不満は無い
総合評価	★★2
試食日	2018/07/13
賞味期限	2018/09/05
入手方法	2018/04/03 ドン・キホーテ
税込購入価格	59 JPY