No.6250はタイの日清食品、Yakisoba Japanese Sauce Flavour。タイ語で書くとยากิโซบะ(焼そば) รสซอสญี่ปุ่น(日本ソース味)。焼そばは古くからタイ語にある単語ではなく「Yakisoba」の日本語読みをタイ文字に当てはめたもの。
パッケージ左にはあの出前一丁坊やが。吹き出しの言葉も自信に満ちてすっかりタイに馴染んでいる様子。ちなみに2011年にタイへ遠征したときは汁ありカップ麺の「一番らーめん」(No.4541、4619で試食)でも出前一丁坊やが登場していたのだが、今回の遠征では一度も見掛けなかったしWebサイトにも情報が無かったので終売になったっぽい。
裏の説明書きを見ると丼に麺とお湯を入れて三分経ったらお湯を切りソースを混ぜる方式と、鍋て麺を二分茹でてお湯を切ってからソースを混ぜる方法が併記されている。タイでは汁ありのラーメンも圧倒的に丼お湯入れ方式が多く、鍋やフライパンで即席麺を調理するという文化はあまり根付いていないようだ。
やはりどうせならば多くのタイ人が食べている味を共有したいので、今回の試食は麺の食感が不利なのを承知で丼お湯入れ方式を採用する。
食べてみて、主に麺の食感から昭和の安価なカップ焼そばみたいな印象を受け、懐かしい感覚が蘇った。やはり火を使わずにお湯だけで麺を戻すとどうしてもパサパサした食感になってしまうようだ。まあこれは決してネガティブな意味だけではなく、軽快で親しみやすいという側面も持っている。また、この製品の場合は麺を鍋で茹でる調理法も提示してあるので、質感重視の人はこちらで作ればいい。
ソースも日本の焼そばに近い感覚がある。しかし一味唐辛子のピリピリした刺激があること、逆に紅生姜の酸味が無いことが相違点となる。まあ実際のところさほど違和感は感じなかった。出前一丁坊やもいることだし、日本人がタイへ行ったお土産として買うのに丁度いいだろう。
少量ながらも具としてキャベツと人参が入っているのもカップ焼そばっぽい点。日本の袋焼そばにも具を付ければいいのにと思う反面、各自後から肉や野菜を追加するのが一般的だから下手な具など付けても無駄だという判断なのかもしれない。タイの人は即席麺に別途具を足すということをあまりしないのかも。
国名 | タイ |
ジャンル | 袋焼そば |
EANコード | 8 852528 003702 |
会社名 | Nissin Foods Thailand |
製品名 | Yakisoba Japanese Sauce Flavour 焼そば |
謳い文句 | |
調理方法 | 丼お湯入れ3分お湯切り/ゆで2分お湯切り |
質量 | Ne60g |
熱量 | 260kcal (1089kJ) |
Na | 1.35g |
付属品 | 粉末ソース、かやく(キャベツ・人参) |
ノンフライ麺 | × |
汁なし麺 | ○ |
麺 | 細めだがふくよか、丼お湯入れ方式で作ると気泡感があり昔のカップ焼そばみたいだ |
汁・ソース | 日本のソース焼そばに近い、唐辛子のチリチリした刺激があるが紅生姜の酸味は無い |
具・その他 | 少量だがキャベツと人参の具付き、フライパンは使わないが日本人に親近感がある味 |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2018/06/17 |
賞味期限 | 2018/09/12 |
入手方法 | 2018/04/25 Seven Eleven(Thailand) |
税込購入価格 | 10.0 THB |