No.6035はマルタイ、縦型マルタイラーメン。製品パッケージには「縦型」という文字が書かれていないのだが、袋のマルタイラーメンと識別するためか正式名称には「縦型」が付く。
袋のマルタイラーメンは1959年11月に登場した真っ直ぐな棒状ノンフライ麺。当時の富士製粉製麺(→泰明堂→マルタイ泰明堂→マルタイ)を一躍ブレイクさせた立役者であり、日清のチキンラーメンに匹敵する即席麺界のレジェンドともいえる製品である。
対して今回の製品は2016年11月の登場でカップ入り油揚げ麺、全然別モノじゃないか。それなのに伝統ある「マルタイラーメン」の製品名を再利用するのはブランドの切り売りなんじゃないの?いや、正確に言えばどんぶり型カップのマルタイラーメンが2004年7月に出ているのだが、これは袋のマルタイラーメンの竜の図柄や文字書体、色調を引き継いでいるので、オリジナルに敬意を払って開発したことが見て取れる。
しかし今回の縦型はデザインのポリシーが全然違うので、外野から見ていて「おいこれちょっと大丈夫かよ~~~?」って思っちゃうんだ。食べてみて、麺は細くて白く縮れも弱い。確かに袋のマルタイラーメンに近付こうという意思は感じられる。でも揚げ麺だからそもそも種族が違うものだという印象。一方でスープはごま油の香りに少し関連性を見いだせた、かな。
今回の品、違う製品名だったら変な先入観を持たずに食べることができたのだろう。でも伝統あるブランド、そして現在の社名を背負って立つのであらば、もうちょい覚悟とか信念が滲み出ていて然るべきだと思う。
国名 | 日本 |
ジャンル | カップラーメン |
EANコード | 4 902702 004231 |
会社名 | マルタイ |
製品名 | 縦型マルタイラーメン |
謳い文句 | ごま油の香りにカツオの旨みがきいたあっさり醤油スープ 細麺仕上げ醤油味 |
調理方法 | 熱湯2.5分 |
質量 | Net62/麺50g |
熱量 | 277kcal (1160kJ) |
Na(麺具+汁) | 0.53+1.411g(食塩相当量1.3+3.6g) |
付属品 | なし。粉末スープ、かやく(乾燥卵・ナルト・ねぎ)は混込済 |
ノンフライ麺 | × |
汁なし麺 | × |
麺 | 白くて細く少し気泡感がある、食感は頼りないがサラサラとすするように食べられる |
汁・ソース | 透明感が残る淡い色、醤油濃度は薄い、和風のあっさり味にゴマの香りで軽快な印象 |
具・その他 | 刺激は弱い、具は寂しいが茶色のブヨブヨは香ばしい、袋版との関連性はスープのみ |
総合評価 | ★★2 |
試食日 | 2017/06/07 |
賞味期限 | 2017/07/30 |
入手方法 | 2017/05/29 オーケー |
税込購入価格 | 90 JPY |