No.6024は台湾の味丹企業、味味A　香辣牛肉湯麵。英語の表記はVedan、WeiWei A　Artificial Hot Beef Flavor。辛い人工牛肉風味かあ。英語が併記されていること、バーコードのフォーマットがEANではなくUPCであることから北米向けの輸出仕様だな。

味味Aは1980年代から続いている伝統ある庶民的ブランドであるが、子供だか宇宙人だか判らないような丸顔のマスコットキャラクターは比較的最近（10年以内）に設定されたものみたい。KALDIコーヒーファームで購入したものであり、日本語解説のシールが裏面を覆う。今回の品のようにあまり強い特徴の無い海外製品を扱ってくれるのは世界の即席麺ファンとしてはありがたいね。台湾は日本以上に袋麺の五個パック化が徹底しており、台湾へ行ったとしても今回の味味Aのような庶民的ブランドを単品で購入するのは意外に難しい。かといって五個パック品をいくつか買うと荷物がすぐにかさばってしまうし。

不思議なのは日本語解説は鍋で2分煮込んで作るように指示があるけど、シールをはがして元の印刷を読むとチキンラーメンと同様に丼へ麺とスープ類とお湯を注いでフタをして3分待て、とある。過去の経験上この二つの作り方の間では特に麺を食べた印象がかなり異なる筈である。今回の試食は一応オリジナルに沿って丼お湯入れ方式で作った。

食べてみて、古めかしくて安っぽくて（どちらもそんなに悪い意味ではない）濃いぃ味。体に悪そうな後ろめたさを感じつつもつい習慣的に食べている台湾人がたくさんいるんだろうな。