No.7620 寿がきや食品 3食入 ひだまり食堂 豚ガラ塩ラーメン

No.7620は寿がきや食品、3食入 ひだまり食堂 豚ガラ塩ラーメン。製造は三重県のつばめ食品で、ここは袋の揚げ麺に特化したOEM専業の会社。かつて北勢麺粉という会社だったが倒産し、紆余曲折あってつばめ食品となり、2023年4月には寿がきや食品の傘下に入ったのでもう安泰だね。現在イオンのPB製品やまるか食品等の袋麺を委託製造している。寿がきやは2020年に加ト吉水産を譲受しており、攻めた経営をしているなあ。なお京都にあるツバメ食品はソース等を作る会社、千葉にあるツバメフーズも調味料等を作る会社でいずれも無関係。

パッケージの色調から、攻撃性がない優しい味のラーメンであることが伺える。

食べてみて、あれあれ?強い刺激こそないものの、ジャンキーな揚げ麺の油臭さが強く食欲を誘う。俗っぽく情緒的な味だと評していいだろう。上品とかおしとやかという言葉は似合わなく、決して深窓の令嬢が食べるものではない。

先入観を排して冷静に見返すと、確かにパッケージデザインと同様に確かに神経を逆撫でするような尖った部分はなく大らかな印象。しかし、麺の揚げ物の香ばしさは食いしん坊のハートを強く掴むもので、むしろこのパステルカラーの袋に違和感を持つ。優しく大人しい味を求めてこの製品を購入した人は失望するかもしれない。それにこれ、結構な高カロリー(424kcal)なんだよね。

でも私はこの表面と中身の落差を面白く楽しめた。陰気で湿った要素はないので「ひだまり」という語はそう外れてはいない。

麺は2mm強の角断面で、表面には張りがあり粒立ちの良い印象。適度なコシがあり、頼りなさやだらしなさは感じない。面白いのはスナック菓子のような揚げ物の香ばしさがかなり強く出ており、この製品全体の印象を支配する。

スープは白くサラサラしている。尖った部分や辛い刺激はなく、スムーズ。ポークのうま味はかなり強いが、豚骨臭はない。これだけだと単にお上品なスープなのだが、前述の麺の油っぽい香ばしさが影響して、強く人の欲望を掻き立てる味になっている。

このため、具なしでも結構いける。薬味に白胡麻が入ってるが、ネギはない。

国名 日本
ジャンル 袋ラーメン
EANコード 4 901677 191434 (3p:191397)
会社名 寿がきや食品
製品名 三食入 ひだまり食堂 豚ガラ塩ラーメン
謳い文句 まろやかな旨み ほっとする優しい味わい 豚ガラ塩のおいしさ指数!コク★★☆まろやかさ★★★旨み★★★
調理方法 ゆで3分
質量 内容量88g/麺80g
熱量 424kcal(1,775kJ)
Na(麺具+汁) ~g(食塩相当量2.4+3.6g)
付属品 粉末スープ(ごま入り)
ノンフライ麺 ×
湯切り 不要
2mm強の角断面、粒立ち良好、意外にスナック菓子みたいな揚げ物の香ばしさが強い
汁・ソース 白くサラサラ、刺激や癖はない、豚の旨味は強いが豚骨臭はない、麺の匂いの影響大
具・その他 白胡麻入り、ねぎは無し、パッケージは上品だが、結構情緒的で食欲を刺激する製品
総合評価 ★★☆2.5
試食日 2024/10/29
賞味期限 2024/11/26
入手方法 2024/06/17 やまか
税込購入価格 215 JPY / 3p

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