No.7610はバングラディシュのPran Agro、Easy Instant Noodles Masala Flavour。同国ではNestlé(Maggi)やCocola社なども即席麺を生産しており、私の知る範囲内では今回のPran Agro社が一番元気が良いと感じている。
しかし今年の七月に首都ダッカで大規模な暴動が起き、千人を超す死者を出し首相が国外に脱出、無秩序状態になってしまった。実は私、バングラディシュは即席麺の生産と消費が今後グンと伸びる国だと目を付けているのだが、暴動の余波で成長が止まってしまうことを危惧している。早く混乱が収束し、再び即席麺産業が発展することを祈っている。
食べてみて、際立つ個性はなく正直言って安っぽい味ではあるものの、意外に穏やかで安心して食べられる製品だと思った。今回の買値は税込180円なので日本における商品競争力はないが、世界各国に安価にバラまくことが出来れば、同国の重要な輸出産業として有効に機能するはずだ。
マサラ味はインドやネパール辺りの即席麺でもよく見られるものだが、今回の品は香辛料が控えめで、かつうま味が潤沢に出ている点で近隣諸国の製品とは少し違う個性を持っている。この性格設定は悪くない。
味とは直接の関係はないのだが、かやくの透明な小袋を開いて中身を出そうとすると、軽い乾燥ネギが袋に引っ付いて離れない。恐らく透明フィルムに帯電防止の処理がされておらず、静電気でネギを吸引してしまうのだろう。即席麺製造を輸出産業として育成するのであれば、こんなところにも配慮をして欲しいな。
麺は2mmの角断面で、表面はザラザラして粗い。軽い気泡感があり、粘りに欠け、少し脆さを感じる頼りない食感。麺が四本ぐらい横に並んでくっついていたりして、製造品質は高くない。でも揚げ油の質は悪くなさそうで、嫌な匂いはしない。
スープはドロドロした濁りのある赤っぽい黄土色。カレーっぽい香辛料の匂いがするが、控えめであまり目立たない。うま味は潤沢に出ており、この点で近隣のインドやネパールの即席麺よりも食べやすい。辛さはあまり強くない。
かやくは細かなキャベツや大豆蛋白質、人参などが入っている。
国名 | バングラディシュ |
ジャンル | カップラーメン |
EANコード | |
会社名 | Pran Agro |
製品名 | Easy Instant Noodles Masala Flavour |
謳い文句 | |
調理方法 | |
質量 | 内容量g/麺g |
熱量 | kcal (kJ) |
Na(麺具+汁) | ~g(食塩相当量g) |
付属品 | |
ノンフライ麺 | ×○ |
湯切り | 不要 |
麺 | |
汁・ソース | |
具・その他 | |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | |
賞味期限 | |
入手方法 | |
税込購入価格 |