No.7594は韓国の農心、いかチャンポン。ハングル表記だと농심、오징어짬뽕(オジンオチャンポン)となり、イカのキャラクターの名はオーチャン博士。英語表記ではNongshim Champong Ramyun、農心の英文サイトではイカ(squidやcuttlefish)に相当する語が製品名に含まれていない。
いかチャンポンは1992年の発売。1990年終盤頃、私が海外即席麺の魅力に目覚めて新大久保の怪しい店を徘徊していた際に時々購入した製品だが、最近は暫く御無沙汰していた。調べてみたら袋版は2008年の試食(No.3923)が最後で、なんと16年ぶりのご対面となる。
食べてみて、気のせいか?16年前の記憶と比べて良く言えば洗練されたような、悪く言えば軽くて浅くなったような気がした。昔は下品というか猥雑なイカや貝類のうま味(一応褒めている)がもっと強く出ていて、日本の即席麺との差異が強烈に感じられたものだった記憶がある。
それでも様々なうま味や香りと程々の辛さで退屈しない製品である。例えるならば気さくな近所のおばちゃんが「ちょっと一杯食べてきなさいよ」と勧めてくるような、距離の近いおもてなしを感じるのだ。
麺は3mmの扁平で、角は立っておらず、ふくよかな舌触り。密度が高い印象で、じゃがいもの澱粉を混ぜたようなしぶとい粘りがある。反面香りはあまり小麦粉とか中華麺を意識させない。とても存在感が大きく、自己主張をする麺で、強い味のスープに負けていない。
スープは濁りのある赤茶色で、かなり甘みが強い。ピリ辛程度の刺激があるが決して激辛ではない。貝やイカなどの海鮮の匂いがよく出ている。脂っ気は少なく、スッキリしている印象。複雑なうま味が出ており退屈しない。上品ではないが、気さくなおもてなしを感じる。
具の硬めで大きなイカは噛むと味が染み出てきて有難味を感じる。キャベツが多く、 ワカメも入っている。原材料名として記されていたキクラゲは発見できなかった。
国名 | 韓国 |
ジャンル | 袋ラーメン |
EANコード | 8 801043 157636 |
会社名 | 農心 |
製品名 | いかチャンポン 오징어짬뽕 |
謳い文句 | |
調理方法 | ゆで4.5分 |
質量 | 内容量124g/麺107g |
熱量 | 528kcal(2,211kJ) |
Na(麺具+汁) | ~g(食塩相当量2.1+2.2g) |
付属品 | 粉末スープ、かやく(キャベツ・いか・にんじん・わかめ・きくらげ) |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | 幅3mmの扁平、ふくよかな舌触り、馬鈴薯澱粉の粘り、自己主張をして存在感が強い |
汁・ソース | 濁った赤茶色、強い甘み、辛さは程々、貝やイカの複雑な匂いと旨み、油分は少ない |
具・その他 | 大きく硬いイカは噛むと味が滲み出て効果的、昔より上品になったが面白みは減った |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2024/09/15 |
賞味期限 | 2025/01/22 |
入手方法 | 2024/09/05 Amn様よりいただく |
税込購入価格 |