No.7562はインドネシアのIndofood、Pop Mie Mi Instan Cup Mi Goreng Spesial。インドネシア風焼そば。Pop Mieは袋麺の王者、インドゥミーのカップ版。
▲左:十年前のPop Mie Mi Goreng
右:マレーシア向け輸出仕様Indomie Cup Mi Goreng(2019)
半透明状で穴の開いた湯切りキャップが上に被せられている
うまく湯切りを行わないと指が熱くなる
この製品は十年前の2014年に違う味を試食したのだが、この時は湯切りをスムーズに行うためのキャップが付いていた。また五年前にマレーシア向け輸出版を食べたが、この時も同様のキャップが付いていた。
だが先月のジャカルタ遠征でカップ麺売場を見たところ、Pop Mieには他の味を含めて湯切りキャップは付いていなかった。これは顧客から「こんな面倒くさい装備なんて要らねーよ」とダメ出しされたのではないか?と想像する。
食べてみて、気分はインドネシア。理屈じゃなしに好きな味だ。甘く香ばしいソースは結構しつこい味でもあるが、たまに食べるならば問題ナシ!暑い夏に食べ、ついでにビールでも流し込めば最高だよ。
と、情緒的な感想を述べてしまったが、これはそういう性格の製品なのだ。たぶんこの製品の味を決めた人たちは、会議室で白衣を着て難しい官能検査を行い、1IDR(約0.01円)単位の原価計算を基に膨大なデータを解析して最適値を決める、な~んてのではなく、パーティやバーベキューの延長みたいな試食で「これい~ねぇ最高」なんて感じで楽しくやっていたんじゃないかと勝手に想像する。(実態は知らんけど)
そういう肩の力が抜けた、楽観的で深刻ぶらないところがこの製品のいいところであり、自分もそっち側の世界へ行けるような気がするよ。もちろん南国の雰囲気も付いてくるし。
麺は2mmの扁平断面で、長さは短め。気泡感がある軽い食感。柔らかめだが輪郭はハッキリしており、頼りなさは感じない。量は少なくあっという間に食べ切ってしまう。昔は湯切りのためのフタがついていたのに、今回は省略されていた。
ソースはこってりした甘さがあり、日本の醤油だれを南国風に香ばしくした感じ。玉ねぎの香り(フライドオニオンとは別物)とチリソースの刺激による程良い緊張感がある。うま味はとても強く、油っぽさも加わりややジャンキーだが、これが食欲を強く刺激する。なので麺が少ないのが物足りなく感じた。
フライドオニオンは香ばしさと歯応えでとても効果的。他に具は入っていない。
国名 | インドネシア |
ジャンル | カップミーゴレン |
EANコード | 0 89686 06074 4 (UPC) |
会社名 | Indofood |
製品名 | Pop Mie Mi Instan Cup Mi Goreng Spesial |
謳い文句 | +Bawabg Goreng |
調理方法 | 熱湯3分お湯切り |
質量 | 内容量80g |
熱量 | 390kcal(1,633kJ) |
Na | 0.91g |
付属品 | 粉末ソース、調味油、フライドオニオン、チリソース、フォーク |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 要 |
麺 | 2mmの短め扁平断面、気泡感のある軽い食感、柔らかめだが輪郭は明確、量が少ない |
汁・ソース | こってりした甘さ、程良い辛さ、南国風の香りと旨味がジャンキーで食欲を刺激する |
具・その他 | 揚げ玉ねぎは香ばしさと歯応えで存在感、たまに食べると気分はインドネシアで幸福 |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2024/07/31 |
賞味期限 | 2024/11/23 |
入手方法 | 2024/07/04 Grand Lucky (Indonesia) |
税込購入価格 | 5,200 IDR (≒53 JPY) |