No.7522はヤクルト本社、麵許皆伝 とんこつ味 博多風。麵許皆伝及びヤクルトラーメンで豚骨味を食べるのは今回が初めて。現行の麵許皆伝には他にソース焼そばが存在する(22年前に試食して以来ご無沙汰、直近の試食予定無し)。
ここ半年の間に紹介した麵許皆伝は全て篤志家からの寄贈だが、同社サイトでは一個当たり税抜110円となっている。これは最近の一般的な袋麺の136円よりは少し安い。一方で基本五個パックまたは箱単位(30個入)販売で、ヤクルト営業所へ発注するため購入の敷居が少し高い。
このような立ち位置のため、サッポロ一番やラ王や正麺とガチで比較され難いのか、世間の喧騒から外れた大らかさを感じるね。
食べてみて、全てがほどほどでバランスがいい印象。食べる人を驚かせるような要素はないが、決して退屈でつまらない訳ではなく、日々の生活をそっと支えるような安心感がある。反面刺激や快楽を求める人、リアルな九州ラーメンを望む人には向かない。
麵許皆伝は醤油・塩・味噌・豚骨のどれもがこうした温和な性格を持つが、個人的には今回の豚骨と塩が好ましく感じた。醤油と味噌は入れる具によって印象が左右されやすいように思うし、具で好みの味にコントロールしやすいともいえる。
大麦若葉エキスによる薄緑色の麺は各味で共通のもののように思うのだが、このちょっと鈍重な印象の麺が値段の割に落ち着いた雰囲気を醸し出しているのだろう。
麺は幅2.5mmで、ふっくらして穏やかな舌触り。やや無骨でモッサリした鈍い歯応えで軽快さはないが、重厚な食感でしっかりした存在感がある。大麦若葉エキス入りで薄緑色をしているが、特徴的な味や香りはない。
スープは乳白色で、僅かにトロっとした舌触り。見た目通りミルキーなポーク味で、上品な印象。獣臭さはあるものの大人しく、臭いとんこつ味を期待すると失望するが、嫌な味や香りはせず、万人受けする家庭向けの味。辛い刺激はない。
安定感がある隙のない味なので、肉や野菜を入れても負けることはないだろう。
国名 | 日本 |
ジャンル | 袋ラーメン |
EANコード | 4 903080 303374 |
会社名 | ヤクルト本社 |
製品名 | 麵許皆伝 とんこつ味 博多風 |
謳い文句 | こんにゃく粉入りもちもちめん 国産大麦若葉エキス入り 食物繊維入り ビタミンB1・B2,カルシウム |
調理方法 | ゆで3分 |
質量 | 内容量91g/麺80g |
熱量 | 389cal(1,629kJ) |
Na(麺具+汁) | ~g(食塩相当量1.3+3.3g) |
付属品 | 粉末スープ |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | 幅2.5mm、穏やかでふっくらした舌触り、重厚だが、やや無骨でもっさりした歯応え |
汁・ソース | 乳白色で僅かなとろみ、ミルキーで上品、僅かな獣臭さ、辛い刺激なし、万人向け味 |
具・その他 | 決して弱い味ではないので具をいれても負けない、面白みには欠けるが安心感がある |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2024/05/21 |
賞味期限 | 2024/06/01 |
入手方法 | 2023/12/30 Great Ramen Fighter様よりいただく |
税込購入価格 |