No.7509はシジシージャパン、CGC 旨みの一杯 醤油らーめん。製造は日清食品で、JANコードの業者項はシジシージャパンのもの。「シジシー」はあくまで会社の商号の読みであり、ブランド名は「シージーシー」と読むのが正しいらしい。なお税抜購入価格は109円。
▲シージーシーしょうゆラーメン(1982年)
シジシージャパンは地方に散在する小規模スーパー達が共同で出資し、仕入れや流通・製品開発を行うための企業。CGCブランドの即席麺はかなり昔から存在し、私が学生の頃ここの袋麺と遭遇した際に「これはいったい何者なんだ?」と首をひねったもの。ウチの試食記でCGCブランド製品を採り上げるのは19年ぶりで、感動の再会を果たしたよ。
食べてみて、基本部分がしっかりしており、脆弱な印象がない。約108円のスーパー系製品の中では前回No.7508のイオン、トップバリュのベストプライスと並び頭一つ抜きん出ている印象。これなら独りで食べても寂しい気持ちにはならないだろう。
この価格帯の揚げ麺としては珍しい湯戻し時間が四分。この一分余計に時間を掛ける設定としたことで、麺にしっかりと自立したような逞しさが授けられている。具のエビは省略されているが、謎肉が力強く主張しており寂しさは感じない。製品名がヌードルではなく「らーめん」なのも判る気がする。
もちろんスープも日清食品が手を抜かず全方位に気を配り作っているようで、突出する部分はないが、不足感のないものだ。誰にでも薦めやすい。(もちろん価格を考慮しての話)
麺は幅2mmの扁平断面で、細くてボリューム感に乏しいヌードルの麺。しかし湯戻し時間が四分と少し長く設定され、その分緻密な印象があり、脱力したようなだらしなさやひ弱な印象は同価格帯のプライベートブランド品ほど感じない。
スープは濁り感がある茶色で、マイルドな醤油味だが、後口がスッキリして軽め。豚の他に魚介系のうま味を感じる。特徴的な香りや辛い刺激はないが、特に物足りなさは感じないスープで、誰にでも薦めやすい。
具に海老は入っていないが、謎肉は味や香りや歯応えがキチンと出ていて、もの足りなさは感じない。ネギ多し。
国名 | 日本 |
ジャンル | カップラーメン |
EANコード | 4 901870 174814 |
会社名 | シジシージャパン |
製品名 | 旨みの一杯 醤油らーめん (製造は日清食品) |
謳い文句 | チキンと魚介の旨みだし フタが止めやすいWタブ(開け口) |
調理方法 | 熱湯4分 |
質量 | 内容量70g/麺60g |
熱量 | 319kcal (1,336kJ) |
Na(麺具+汁) | ~g(食塩相当量2.0+2.7g) |
付属品 | なし。粉末スープ、かやく(味付豚ミンチ・なると・味付卵・ねぎ)は混込済 |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | 2mmの扁平、細くて量感に乏しいが、湯戻し四分なので緻密で締った印象、脆くない |
汁・ソース | 濁った茶色、マイルドでスッキリ、複雑で隙間がない、尖った部分はなく薦めやすい |
具・その他 | 具はエビ無しだが謎肉が効果的で寂しくない、安価だが基本骨格がしっかりしている |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2024/04/30 |
賞味期限 | 2024/05/05 |
入手方法 | 2024/02/21 やまか |
税込購入価格 | 118 JPY |