No.7501は八社会、Value Plus Vマーク しょうゆ味ヌードル。18年ぶりの試食。
▲Vマーク しょうゆ味ヌードル
(2006年、製造はエースコック)
事務的なデザインだなあ
八社会は私鉄系スーパーの共同出資によって商品の企画や販売を行う会社で、Vマークはそのブランド名。即席麺の品揃えは現在縦型カップが五種類(今回の品を含め製造はエースコック)と、焼そば(明星食品)と皿うどん(マルタイ)があるが、袋麺はない。突然変異的にマルちゃんブランドとの併記で丼型カップ麺が発売されることもある。
なお、これからしばらくはプライベートブランドで縦型カップのしょうゆ味、という製品を続けて紹介することとする。あまり味で選ばれるものではないが、それぞれに個性はあるのかどうかを味わってゆきたい。
食べてみて、全体的にモヤモヤした曖昧さを感じ、掴みどころがないような印象を持った。良くも悪くも引っ掛かる部分はなにもなく、誰からも嫌悪されることはないだろうが、強く賞賛される部分もない。
まあこれはプライベートブランド品としての正しい性格設定だと思う。具は天下のカップヌードルと比べても、さほど見劣りすることはなく健闘しており、購入価格(税抜108円)に対して十分に納得できる中身だと思う。プライベートブランド品であることと価格を知って食べれば、損をした気分にはならない。
一方で、18年前に食べた記録を見ると結構辛辣な評価をしていたので(★1.5)、この間に欠点を丁寧に潰していったのだろう。
(即席麺は必ずしも日々美味しくなっていく訳ではなく、コストダウンのため劣化することもよくある話)
麺は幅2.5mmの扁平断面で、ボリューム感は弱め。穏やかな舌触りで、いかにもヌードルという感じがするもの。食感や香りは平凡で、特徴に乏しいが、唯一麺に着いた醤油が焦げたような香ばしさがあり、昭和五十年代のカップ麺を彷彿させる。
スープは軽い濁りがある茶色で、とてもマイルドな口当り。辛い刺激や特徴的な香りは一切ない。醤油の香りも角が取れていて、ポーク主体のうま味とうまく融合している。
具は謎肉風豚肉ミンチやエビが多く、値段を考えるととても充実している。具沢山の帝王日清カップヌードルと比べても、さほど遜色のないものである。
国名 | 日本 |
ジャンル | カップラーメン |
EANコード | 4 949486 702144 |
会社名 | 八社会 |
製品名 | Value Plus Vマーク しょうゆ味ヌードル (製造はエースコック) |
謳い文句 | |
調理方法 | 熱湯3分 |
質量 | 内容量73g/麺65g |
熱量 | 330kcal (1,382kJ) |
Na(麺具+汁) | ~g(食塩相当量1.8+2.2g) |
付属品 | なし。粉末スープ、かやく(キャベツ・味付豚肉・卵・えび・ねぎ)は混込済 |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | 2.5mmの扁平断面、量感弱し、ヌードルっぽい食感、僅かに醤油の焦げた香りが漂う |
汁・ソース | 濁った茶色、角のない醤油味とポークの旨味で穏やかな口当り、強い刺激や香りなし |
具・その他 | 具は肉やエビが多く不満無し、尖った部分がなくバランスの良さとお買い得感が強い |
総合評価 | ★★2 |
試食日 | 2024/04/21 |
賞味期限 | 2024/07/24 |
入手方法 | 2024/03/16 相鉄ローゼン |
税込購入価格 | 117 JPY |