No.7500はヤマダイ、ニュータッチ 麻辣担担麺。ライフ専売品。前回No.7499で紹介したニュータッチ凄麺 中華の逸品 麻辣担担麺に対して今回は非凄麺・非中華の逸品だが、ノンフライ麺であることは同じ。
▲No.7499ニュータッチ凄麺 中華の逸品 麻辣担担麺
▲左はNo.7499ニュータッチ凄麺 中華の逸品 麻辣担担麺
右は今回のNo.7500ニュータッチ 麻辣担担麺 ライフ専売品
もしかして中身は一緒でパッケージの印刷違い?とも思ったが、両製品を持ち比べてみると今回のライフ専売品の方が明確に重い(内容量は凄麺が117g、ライフ専売品は137g)。スープは凄麺が液体+粉末、ライフ専売品は液体が二包。なお税抜購入価格は凄麺が249円、ライフ専売品は199円で結構違う。製品の謳い文句を見比べると、花椒・ラー油・練りゴマといった語句が共通する。不思議な兄弟関係だなあ。
食べてみて、凄麺とはスープが全然違う。前回の凄麺の試食ではややエキセントリックな印象を抱き、情緒過多で派手だと評したものだが、今回のライフ専売品は比較的堅実でしっかり地に足が着いているように感じた。
刺激のパワーバランスが異なり、凄麺は花椒>唐辛子(ラー油)だったのが逆転している。練りゴマの存在感は今回のライフ専売品の方が強く、結果的に中抜け感が少ない。
前回の凄麺も塩分がかなり強いと感じたが、今回の品はそれに輪をかけて塩辛く(塩分相当量は凄麺6.3g、ライフ専売品9.5g)、健康を気にしてスープを飲むのを躊躇するほど。ただまあ、塩を使うべきところできちんと使うのは料理の基本でもあり、減塩を売りとして得体の知れないうま味で誤魔化した製品とはスープの存在感が全然違う。この塩辛さが味にリアリティを与えるのだ。
と、ライフ専売品のスープを褒めた反面具では形勢が逆転する。凄麺はちゃんとした(たぶん)鶏豚の肉そぼろが入っているのに対し、ライフ専売品は挽肉を模した大豆蛋白質で、味香り歯応えで明らかに凄麺に負けている。チンゲン菜は個体差かもしれないが凄麺よりもライフ専売品の方が大きく存在感が強い。ちなみに麺の違いは判らなかった。
今回のライフ専売品にちゃんとした肉が入っていれば鬼に金棒、完璧になるのだが、天は二物を与えずで大豆蛋白質の肉もどきは少しテンションを下げる。とはいえどちらを採るかといえば同じ価格であってもライフ専売品、まして税抜50円程度の差があれば結論は火を見るよりも明らかである。
麺は2mmの角断面で、表面は滑らか。細めだが緻密でしっとりとして、粘りがあり歯応えもしっかりしている。前回紹介したニュータッチ凄麺とほとんど同じ印象で、誤差範囲だが今回の品の方が僅かにしなやかさに勝るように感じた。
スープは乳白色に濁り、そこへ赤い油が浮いている。練り胡麻の香ばしさとミルキーさが強く出ている。辛さは唐辛子系が主で、花椒の刺激がそれを補完している。塩分がとても強く、スープを全部飲むのには強い罪悪感がある。前回の凄麺よりは辛さや華やかさは弱いが、練り胡麻のおかげで中抜け感が少なく、隙間の無い味になっている。
▲左は凄麺、右は今回のライフ専売品
スープの色が違う
挽肉のような大豆蛋白質が入っているが、ブヨブヨした弾力感があって本物の肉には及ばない。チンゲン菜は大きい。
国名 | 日本 |
ジャンル | カップラーメン |
EANコード | 4 903088 016658 |
会社名 | ヤマダイ |
製品名 | ニュータッチ 麻辣担担麺 (ライフ専売品) |
謳い文句 | 練りゴマの甘みに花椒の香り 食欲をそそるラー油の刺激 |
調理方法 | 熱湯4分 |
質量 | 内容量137g/麺60g |
熱量 | 450kcal (1,884kJ) |
Na(麺具+汁) | ~g(食塩相当量3.5+6.0g) |
付属品 | 液体スープ、粉末スープ、かやく(ごま・粒状大豆たん白・チンゲンサイ) |
ノンフライ麺 | ○ |
湯切り | 不要 |
麺 | 2mmの角断面、緻密で粘りがあってしっかり、前回の凄麺と同じ印象か少ししなやか |
汁・ソース | 乳白色に赤い油、練り胡麻の香りと乳臭さで中抜け感なし、塩分強烈、ラー油>花椒 |
具・その他 | 大豆蛋白質の挽肉もどきは少々興ざめ、でも前回の凄麺より普遍的でお買い得感が大 |
総合評価 | ★★★☆3.5 |
試食日 | 2024/04/19 |
賞味期限 | 2024/09/08 |
入手方法 | 2024/04/12 ライフ |
税込購入価格 | 215 JPY |