No.7485は日清食品、日清麺職人 柚子しお。麺職人の塩味を食べるのは2015年以来9年ぶり。このときは「鯛だし」をセリングポイントとしていたが、期間限定品だったらしく間もなく消滅。今回の品には鯛の「た」の字も書かれておらず、製品としては全くの別物だろうとして今回試食を行った。
▲日清麺職人 香る鯛だし和風塩(2015年)
と同時に本製品の直接的な競合といえるマルちゃん麺づくりの塩味も長い間食べていなかったこともあり、今回の麺職人と次回の麺づくりのそれぞれ塩味を連続で試食し、各々の違いを浮き上がらせてみようと画策した。お求めやすい価格帯の塩味ノンフライカップ麺は、どのように個性を打ち出しているのか?
食べてみて、今回は鯛では無く鰹ではあるが、思いっ切り和風に振った塩味スープだね。粉末スープの割には繊細な味なのだが、反面力強さは控えめ。具も存在感が薄い。麺は整然とした存在感があり、食事をしたという気持ちにはなれる。柚子の香りにわざとらしさがないのは良い。
決してどのような用途にも合致する製品ではなく、食べる人の体調や心境、今後の予定(力仕事か安静か)などで適・不適が明確に判れるだろうと思う。被写界深度が浅いというか、ピーキーな性格の製品だね。(←味が鋭いという意味ではない)
麺は幅2mmで細く、縮れは弱く、ボリューム感に乏しい。しかしさすがはノンフライ麺で、緻密で粘りがあり、頼りなさは感じない。この細さで揚げ麺だと脆さが目立ってしまうだろう。サラサラと流れるようにすすれる。
スープは透明感がある淡い色で、鰹の香りが突出している。隙間を埋めるような形で昆布だしと鶏の油っぽさが出ている。充実した和風の塩味である。柚子の香りはわざとらしさがなく効果的。辛い刺激はないが、退屈さは感じない。
具はフワフワの卵とネギだけで簡素。きちんとした食事として考えると物足りなく、何か入れたくなる。
国名 | 日本 |
ジャンル | カップラーメン |
EANコード | 4 902105 262597 |
会社名 | 日清食品 |
製品名 | 日清麺職人 柚子しお |
謳い文句 | ごちそうノンフライ麺 うれしい全粒粉入り |
調理方法 | 熱湯4分 |
質量 | 内容量76g/麺65g |
熱量 | 293kcal (1,227kJ) |
Na(麺具+汁) | ~g(食塩相当量1.7+2.7g) |
付属品 | 粉末スープ、かやく(卵・ねぎ)、調味油 |
ノンフライ麺 | ○ |
湯切り | 不要 |
麺 | 幅2mmで量感に乏しいが緻密で粘り頼りなさ皆無、サラサラ流れるように食べられる |
汁・ソース | 透明感がある淡色、鰹の香りが突出、昆布と鶏ダシが隙間を埋める、充実した和風味 |
具・その他 | 刺激はないが退屈しない味、柚子の香りは自然、具は質素、体を労りたいときに好適 |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2024/03/30 |
賞味期限 | 2024/07/23 |
入手方法 | 2024/03/08 相鉄ローゼン |
税込購入価格 | 127 JPY |