No.5734はまるか食品、ペヨング ソースやきそば。まるか食品がぺヤングとは違う廉価版ブランドを冠した新製品を発売するとの一報を聞き、普段はのんびりしていて速報性に劣るi-ramen.netも、この非常事態に対応すべく急遽特別臨時緊急試食を敢行することとした。
四角いケースの寸法はたぶんぺヤングと同一。デザインも色使いをはじめとして雰囲気は似ている。ぺヤングにある「Big!」の吹き出しに代えて「Regular!」と書かれているので多少中身はダイエットされたよう。調べてみると総質量120→106g、麺の質量90→80gに減量。熱量は544→456kcalに低減。お湯の目安量はどちらも480ml。しかしねえ・・・ペヨング(製品本体の表記はアルファベットのPeyongのみ)ってのは何だろうね?語源が判らないし(最初に聞いた時は韓国の俳優名かと思ったよ)、廉価版として新規ブランドを打ち出す割にはぺヤングと似すぎているので混乱しそう。勝手な想像だがPe Youngから”u”(You)を取って、Pairから独りになったってことかな?あるいはヤ(8)→ヨ(4)で数字が減ったとか。
おっ、ぺヤングにはあったJASマークが無いゾ!この認証取得を省略することでライセンスフィーが不要になり若干のコスト削減になるのだろう。まあ、まるか食品は今までもJAS認証無しの製品が結構多いのだが。
小袋類の印刷は液体ソースのみがPeyong表記で、かやく・ふりかけ・スパイスはぺヤング表記のまま。かやくはキャベツだけでペヤングにあった鶏肉は省略されている。
▼こっちはぺヤング(2015年6月モノ)
食べてみると、ブランド名と同様に味も似ている。強いて言うならば麺はぺヤングと比べて輪郭がハッキリしたような、でも小粒になったような気がした。量の少なさは、事前に数字を知らなければ気付かない程度の差かな。ソースは良く言えばスッキリ、正直に言えば力感とか重厚感が後退したように思える。
購入価格を度外視すれば食べ応えの強いぺヤングの方が好き。でも価格差が30円ぐらいあるならばペヨングでもいいやと思うだろうなあ。
新しいブランドを創るのは新規需要を掘り起こす狙いがあると思うのだが、本来ぺヤングが売れるはずの需要が廉価版のペヨングに流れてしまい、まるか食品内で喰い合うことで収益が減るんじゃないか、と人ごとながら心配する。
一方、この微妙なペヨングブランドは多くの人を「なぜ?なんで???」と悩ませてしまうほどの破壊力があり、大きなネタを提供したことで先ずは成功したように思う。なんたって、のんびりしているウチのサイトが緊急試食をしちゃうぐらいだし。さて、この先ペヨングにバリエーションの追加など新たな展開があるのかしらん?興味深い。
●参考記事:No.5576ペヤングソースやきそば2015年復活版
国名 | 日本 |
ジャンル | カップ焼そば |
EANコード | 4 902885 004066 |
会社名 | まるか食品 |
製品名 | ペヨング ソースやきそば |
謳い文句 | Regular! |
調理方法 | 熱湯3分お湯切り |
質量 | Net106/麺80g |
熱量 | 456kcal (1909kJ) |
Na(麺具+汁) | 1.2g(食塩相当量3.0g) |
付属品 | 液体ソース、かやく(キャベツ)、ふりかけ(ごま・アオサ)、スパイス |
ノンフライ麺 | × |
汁なし麺 | ○ |
麺 | ペヤング同様中太角断面の揚げ麺だが、輪郭がやや明確で粒立ちが良く軽快に感じる |
汁・ソース | ペヤングと同傾向だが重厚感が後退しアッサリした印象、相対的に胡麻の香りが強い |
具・その他 | 鶏肉は省略、量の少なさは感じない、味はペヤング優勢だが安さを考えると悩ましい |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2016/03/18 |
賞味期限 | 2016/08/10 |
入手方法 | 2016/03/16 相鉄ローゼン |
税込購入価格 | 117 JPY |