No.7377はイトメン、ブラックチャンポンめん。チャンポンめん発売55周年記念として2018年に限定販売され、これが60周年記念として2022年9月に復活した。それからもう一年以上が経っているが継続販売中。先月カップ版も出たらしく、レギュラー製品化するのかな?私は関東圏在住のためイトメン製品は入手し難く、今回が初めてのブラックチャンポンめんとの出会い。
復活といっても55周年版の仕様を調べて今回の品と比較すると、だいぶ内容量が少なくなっている(102g→88g、麺91g→78g)。これに伴い必要とするお湯の量も栄養成分の値も全て違う。他にもいろいろ変わっているのだろう。JANコードも別物。
食べてみて、胡椒と醤油の強烈な存在が際立つ、眠気が覚めるような味である。私にとって決して嫌な味ではないのだが、繊細な味わいを嗜むことに趣があるいつもの黄色いチャンポンめんとは大きく異なる、別ジャンルの即席麺として見做すべきだろう。少なくとも兄弟親戚ではなく、友達の友だちぐらいの関係性かな。
チャンポンめんの家宝ともいえる干し海老と干し椎茸のかやくは一応踏襲しているが、食べている時の大部分は強い味に押されて香りは隠れがちである。たまに固形物を口に含んだ時に存在を思い出す程度。まあこのかやくが無かったら、チャンポンめんとの関係性がほぼ断絶されてしまうのだろうなあと思う。
食べる前から黒基調のパッケージと、北陸に強いイトメンという組合せから富山ブラックを彷彿させる味を想像したのだが、ほぼその通りになっていた。
麺は幅2.5mmの角断面で、表面はツルツルして滑らか。私の認識ではイトメンのチャンポンめんの麺は表面の摩擦抵抗が大きな感じで舌触りが粗いのだが、今回の麺はまるで鏡面コーティングをされたみたいで、大きく異なる印象を受けた。
スープは黒く、醤油がかなり濃く出ている。結構甘く、黒および白胡椒の刺激が強い。一方で唐辛子の辛さはない。強引で派手な味な反面、繊細さを感じにくい。
またイトメンのチャンポンメン特有の、干しエビと椎茸の香りも強い刺激と味に隠れてしまいがちで、口に含んだ時にようやく認識する、という感じ。
国名 | 日本 |
ジャンル | 袋ラーメン |
EANコード | 4 901104 100473 (5p:100480) |
会社名 | イトメン |
製品名 | ブラックチャンポンめん |
謳い文句 | 辛さやみつき!黒こしょう エビ・シイタケ付 無縁製麺 麺には食塩を一切使用しておりません。揚げ油に100%植物性油使用 |
調理方法 | ゆで3分 |
質量 | Net88/麺78g |
熱量 | 403kcal (1687kJ) |
Na(麺具+汁) | ~g(食塩相当量1.0+3.6g) |
付属品 | 粉末スープ、かやく(えび・しいたけ) |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | 幅2.5mmの角断面、表面はツルツル滑らかでいつもの黄色いチャンポンめんとは違う |
汁・ソース | 黒色、強い白黒胡椒の刺激と醤油の香り、唐辛子は無し、派手な反面繊細さに欠ける |
具・その他 | 干し海老と椎茸のかやくは存在が薄い、黄色いチャンポンめんとは方向性が違う製品 |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2023/10/15 |
賞味期限 | 2023/11/07 |
入手方法 | 2023/08/07 ドン・キホーテ |
税込購入価格 | 322 JPY / 5p |