No.7351 味丹企業 (Taiwan) 真麵堂 刀削麵 蒜蓉味

No.7351は台湾の味丹企業、真麵堂 刀削麵 蒜蓉味。湯切りを行なう汁なし麺。日本語のシールが貼ってあり、そこには「旨辛にんにく醤油味」と書かれている。パッケージを見る限りは何も書かれていないが油で揚げないノンフライ麺。2018年のNo.6377で姉妹品の炸醤風味を紹介している。

刀削麺は小麦粉を練った生地を刀で削ぎ落して作るもので、厚さや形が微妙に不揃いなのが特徴。だが一般的な即席麺ではシート状の生地を固定刃で切り出して大量生産するので、フラットで単調なものになりがちだ。どのようにランダムな食感を付加するのかが問われる。なお同社サイトの国内向け製品説明では刀削麺という言葉は使われていない。

食べてみて、麺もソースも日本の焼そばとは違う個性があり面白く、普段の日常とは少し気分を変えたい時に良い。だがソースの南国風ニンニク臭には少し好き嫌いが分かれるかもしれない。

刀削麺っぽいランダムな食感は、幅広で薄い麺の両脇をワカメのように波打たせることで再現している。これにより舌触りが立体的で複雑になり、またソースの絡みも良くなっていると感じた。

厚み方向はあくまでフラットなのでリアルな刀削麺とは言い難いが、きしめんの両脇に変調をかけたようなもので、変調のピッチや振幅を変えることで多様な食感を作り出せるだろう。

麺は幅9mmの薄い帯状で、両脇が波打っている。このため独特の舌触りがあり、フラットな麺よりもソースの絡みが良さそうだ。かん水は使われておらず、中華麺っぽさはなく、うどんに近い匂いである。粘りは弱めで、どことなく粉っぽさを感じる。

ソースはこげ茶色で、ニンニクの匂いが際立っている。醤油の香りは日本ではなく南国っぽさを感じるもので、意外に油っぽい。奥の方にチクチクした唐辛子の刺激を感じるが、ピリ辛程度。あまり甘ったるさはない。かなり強い味のソースである。

ふりかけの乾燥ねぎは量が多い割にはあまり香りは目立たない。追加で生のネギをたくさん添えたいと思った。

国名 台湾
ジャンル 袋汁なし麺
EANコード 4 710111 905861
会社名 味丹企業
製品名 真麵堂 刀削麵 蒜蓉味 旨辛にんにく醤油味
謳い文句 にんにくの風味と唐辛子の辛さをガッツリ効かせた台湾汁なし刀削麺 香Q有● 厚芯波浪麺体
調理方法 ゆで4分お湯切り
質量 Net82/麺70g
熱量 310kcal (1298kJ)
Na(麺具+汁) ~g(食塩相当量2.4g)
付属品 液体ソース、ふりかけ(ねぎ)
ノンフライ麺
湯切り
9mmの薄い帯状で両脇が波打つノンフライ麺、独特の食感がありソースも絡みやすい
汁・ソース ニンニク臭が突出、甘く油っぽい南国風醤油の香り、甘くないがピリ辛刺激の強い味
具・その他 乾燥ネギは香りが今一つ、生ネギを大量に入れたい、日本の即席麺にない個性がある
総合評価 ★★★3
試食日 2023/09/09
賞味期限 2023/11/14
入手方法 2023/07/22 Shiba様よりいただく
税込購入価格