No.7350はセコマ、チリトマト味ヌードル。製造はエースコック。カップの中にふりかけの小袋が同梱されている。最近の縦型カップではひと手間かけて美味しくしますよという誇示+小袋に付着した粉末スープで手を汚さないようにする効果を狙って小袋を器の外に出す場合が多く、この形態はは久しぶりだなあと思った。なお粉末スープはサラサラせずに固まっているため手は殆ど汚れない。
チリトマト味のカップ麺が登場したのは1982年7月の日清カップヌードルが初で今も現役。私が発売直後に食べた際、既存の殻を破り思い切り酸味を強調して洋風に仕立てた味に「革新的だ!」と衝撃を受けたもの。あれからもう40年以上経つんだなあ。
食べてみて、税込107円で買った製品としては十分な満足感を得られる。程々の酸味と刺激、うま味も潤沢、ヘンな味はしない。量はちょっと少な目なので(内容量61g/麺50g)、小腹を満たす用途に限定すれば好適であると評す。
しかし、チリトマトヌードルといえばカップヌードルの存在感があまりにも重く、評価軸の原点でもあるのが現実。これと比べてしまうと色々な要素が薄くて軽くて物足りない。実際今回の品を食べている間、常にハーブの香りだのトマトのうま味等で本家はもっと厚くて重厚で手応えがあるよなあ、とか思ってしまった。価格帯が違うのは判っちゃいるんだけど。
比較するからいけないんだよね。今回の品を食べる時には日清カップヌードル チリトマトヌードルのことは一時的に忘却して、頭の中を空っぽにして臨めば、出したお金相当の満足を得られて幸せになれるのだ。
麺は幅2.5mmの薄い扁平で、表面はしっとりとした舌触り。日清カップヌードルを彷彿させるヒラヒラした食感だが、少し軽めで単調。
スープは赤く、軽いドロッとした濁りがある。程々の酸味と唐辛子や胡椒の刺激があり、うまみも潤沢に出ている。しかし、チリトマトヌードルというとどうしてもカップヌードルを連想してしまい、これと比べて今回の品は単調で平板に感じてしまう。別添のふりかけがあるのに、香りや刺激の華やかさに欠ける。
かやくの量や質も見劣りする。挽肉のような細かな大豆蛋白質が入っている。
国名 | 日本 |
ジャンル | カップラーメン |
EANコード | 4 985908 859270 |
会社名 | セコマ |
製品名 | チリトマト味ヌードル (製造はエースコック) |
謳い文句 | 北海道産玉ねぎ仕立て ※玉ねぎ原材料中に北海道産オニオンエキスを50%使用しています |
調理方法 | 熱湯3分 |
質量 | Net61/麺50g |
熱量 | 259kcal (1084kJ) |
Na(麺具+汁) | ~g(食塩相当量1.2+2.3g) |
付属品 | なし。粉末スープ、かやく(キャベツ・大豆加工品・卵)は混込済 |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | 2.5mmの薄い扁平、ヌードルっぽい食感、しっとりした舌触り、CNよりやや軽い印象 |
汁・ソース | ドロッとした濁り、酸味と辛さは程々で旨味は強いが、CNより浅く物足りなさがある |
具・その他 | 挽肉風大豆蛋白質入り、百円相当の満足感はある、食べる間はCNのことは忘れるべし |
総合評価 | ★★2 |
試食日 | 2023/09/07 |
賞味期限 | 2023/10/27 |
入手方法 | 2023/07/04 セイコーマート |
税込購入価格 | 107 JPY |