No.7336は東洋水産、マルちゃん ダブルラーメン みそ。小樽の工場で生産される、北海道限定販売製品。一つのパッケージに麺とスープが二食分入っている。他にしょうゆとしおがあるが、みそ味は私にとって25年ぶりの試食となる。なお25年ほど前には姉妹品として「焼そばダブル」が存在した。
▲1998年頃のダブルラーメンみそと同時期の焼そばダブル
味は「北京風」である。
Wikiによると、しょうゆ(味)の発売が1964年9月、みそが1975年1月、しおが1998年1月だそうだ。もう結構な長寿商品なのだが袋めんの五個パック販売が一般化した今においては絶滅危惧種でもあるね。麺の質量は一個当たり85gで一回の食事としてはやや少なめ。でも二個食べるとなるとちょっと多過ぎるんだよなあ。
食べてみて、消極的な味。味噌が全然目立とうとはせず、じっと奥の方に隠れているみたいだ。この味に物足りなさを感じるかもしれないが、食べる人の気分や体調によってはむしろこの性質をありがたいと感じる場合もあるだろう。
ドーピングの如く濃い脂ぎった味の具や刺激の強い香辛料をドバドバ入れて無理矢理積極的な味にするよりは、心身が落ちついている時に穏やかな味をそのまま受け入れる方が、この製品が活きてくると思う。
麺は2mmの角断面で、ボリューム感や重量感は控えめ。歯応えも強い主張はせず、黒子に徹する麺である。だが、揚げ油の一部にラードを使っているため、微かに甘い香ばしさが漂ってくる。この匂いを嗅ぐと、昭和の時代に戻ったような気になる。
スープは濁り感がある淡い茶色で、脂っ気は無くサラッとしている。味噌濃度は薄めで、味噌と醤油の中間程度の味わい。口当りは優しく、ポークの柔らかなうま味が出ている。人の気持ちを逆撫でないスープである。だが適度な胡椒の刺激があり、退屈さは感じない。
具を入れるならば薄味の肉や野菜に留め、この製品の基本的な性格を壊さないようにしたい。
国名 | 日本 |
ジャンル | 袋ラーメン |
EANコード | 4 901990 511032 |
会社名 | 東洋水産 |
製品名 | マルちゃん ダブルラーメン みそ (二食入) |
謳い文句 | おいしさ2人前・・・3分で出来上がり |
調理方法 | ゆで3分 |
質量 | Net186/麺85x2g |
熱量 | 410kcal (1717kJ) |
Na(麺具+汁) | ~g(食塩相当量1.6+3.8g) |
付属品 | 粉末スープ |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | 2mm幅、量感や歯応えは控えめで主張しない、揚げ油にラードを含み古風な甘い香り |
汁・ソース | 濁りのある淡い茶色、味噌濃度は薄く、脂っ気はない、柔らかな旨味で優しい口当り |
具・その他 | 適度な胡椒の刺激で退屈な味ではない、薄味の具を入れたい、昭和の味を保護したい |
総合評価 | ★★2 |
試食日 | 2023/08/15 |
賞味期限 | 2023/11/13 |
入手方法 | 2023/07/01 フクハラ |
税込購入価格 | 167 JPY / 2p |