No.7288はベトナムのAcecook Vietnam、Nhịp Sống Hủ Tiếu Khô Hương vị Nam Vang。フーティウ ナンバン(南旺)味。フーティウは米粉麺の一種で、本来は半乾燥の状態で流通するものだが、今回の品は即席ということで乾いて(=Khô)いる。
ナンバンとはカンボジアの首都プノンペンのことで、ここからベトナムへ伝わったとのことだが、何味のスープなのかは調べてもハッキリとは判らなかった。だが私はこのような情報の少ない即席麺を食べることに無上の喜びを感じるのだ。パッケージの調理例写真には豚らしき肉とエビや玉子が写っており、ここからいろいろ想像してみよう。
食べてみて、麺が筋肉質で生真面目にビシッ!と整っている反面スープは緩く大らかな印象で、結果的にバランスは取れている。ベトナム製品はこの逆のパターンが多いので少し珍しくもある。スープのベースは甘めのポーク味だね。
ベトナムの即席麺は米粉麺も小麦麺もあまり歯応えに配慮していないというか拘りを感じられないものが多く、素直に日本人には薦め難い部分があるのだが、今回のフーティウはコシがありスパッと噛み切る爽快さがある。正式に日本へ入ってこないかな?
※注:この製品の試食動画をYouTubeへアップしたら、湯戻し後にお湯を捨ててスープを混ぜるのが正しい作り方であるとの指摘を受けた。慌てて説明文を訳してみたら確かにそのように書かれていることを確認。なので今回の試食評価は正しくありません。挿し絵だけで作り方を判断してはいけないと深く反省。
麺は幅3mmの扁平断面で、表面が硬くて縦横がキチンと整っている印象。歯応えもスパッと一気に噛み切る感じで明快。だが硬すぎることはなく、適度なしなやかさも有する。同じ米粉麺のフォーと比べて細いが、厳しく鍛えられているような印象。
スープは透明感がある甘めのポーク味で、軽くニンニクの匂いが漂う。辛い刺激は殆どなく、やや漠然として締まりに欠ける味。ナンバンというのはカンボジアのプノンペンことらしいが、食べてもピンとこなかった。
乾燥ネギはは大量で、ワカメや大豆蛋白質の粒々も入っている。僅かだがキャベツと挽肉のようなものも確認できた。
国名 | ベトナム |
ジャンル | 袋米粉麺 |
EANコード | 8 934563 476144 |
会社名 | Acecook Vietnam |
製品名 | Nhịp Sống Hủ Tiếu Khô Hương vị Nam Vang |
謳い文句 | Lifestyle Dried Noodles Taste of Nam Vang |
調理方法 | 丼お湯入れ3分 |
質量 | Net71g |
熱量 | 293kcal (1227kJ) |
Na | ~g |
付属品 | 粉末スープ、かやく(大豆蛋白質・わかめ・ねぎ)、調味油 |
ノンフライ麺 | ○(米粉麺) |
湯切り | 不要 |
麺 | 3mmの扁平断面、表面が硬く整った印象、歯応えもスパッと明確、しなやかさもある |
汁・ソース | 透明感がある甘めのポーク味、ニンニクの香り、辛い刺激無しで少々締まりに欠ける |
具・その他 | 乾燥ネギが大量、大豆蛋白質の粒々入り、麺が生真面目なのに対しスープは緩い印象 |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2023/05/15 |
賞味期限 | 2023/06/18 |
入手方法 | 2022/12/01 Big C (Vietnam) |
税込購入価格 | 9,100 VND (≒52 JPY) |