No.7261はフランスのMars, Incorporated、Suzi Wan Nouilles Saveur Pad Thai Crevette。タイ風海老焼そば。少量のお湯を注ぎ、湯切りをせずに麺に水分を吸わせるタイプの汁なし麺。販社の所在地がフランスなので同国扱いとしたが、パッケージには生産地がEUとの表示があり、実際の生産国がどこかは判らない。
▲カップの内側にお湯入れの目安線が見える
(今回の品)
フタを開けカップの構造を観ると、透明樹脂カップに厚紙を巻いてあり、厚紙の裏(カップの内側)にお湯入れの目安線が印刷されている。これ昔見たことある!チェコのAltin JM Group Hovězíと同じやり方じゃん!
▲チェコ製Altin JM Groupのカップ麺
(No.4643 Hovezi-Hovadzia Instantni Nudloca Polveka)
断定はしないが、同じ会社で製造している可能性がありそうだ。なおAltin JM Groupのカップ麺はチェコで生産している旨明記されている。
食べてみて、(悪い意味で)チェコのAltin JM Groupのカップ麺の記憶が蘇ってきた。歯応えも味も何だか寝ぼけたような印象。その一方で異国情緒に溢れた香りが漂う。タイ風焼そばなのだが東南アジアというよりは乾いた大陸的で、目新しいと思った。
味付けに限らず、短かな麺はスプーンで食べることを強いられ、その麺は脆くて口の中で崩れそう。何から何まで日本のカップ麺とは別の価値基準で作られているような印象だ。日本で生まれたカップ麺が他国に伝搬しつつ、勝手に変化してゆく様が面白い。
麺は幅4mmの薄い扁平断面。2cmほどの短かな麺なので、箸で食べるのは難しい。麺が水分を吸収することで湯切を必要としない汁なし麺だが、気泡感が強く、粘りがなく脆い印象で、口に含むと崩れそうだ。
ソースは大陸的な香草の匂いが強く、スッキリと爽やかな印象。うま味は弱いが、欠点だとは思わない。適度な辛さと僅かな醤油の香りがある。海老っぽい香ばしさは弱く、油っぽさはない。
具はネギとコリアンダー、細かな人参の粒々。香りはあるが歯応えはない。
国名 | フランス |
ジャンル | カップ汁なし麺 |
EANコード | 4 002359 015489 |
会社名 | Mars, Incorporated |
製品名 | SuziWan Nouilles Saveur Pad Thai Crevette |
謳い文句 | Shrimp Pad Thai Flavour Noodles |
調理方法 | 熱湯5分 |
質量 | Net65g |
熱量 | 292kcal (1223kJ) |
Na | ~g(食塩相当量1.4g) |
付属品 | 粉末スープ、調味油 |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | 幅5mmの薄い扁平断面、2cm程の短い麺なので箸で食べるのは困難、粘りがなく脆い |
汁・ソース | 大陸的な香草の匂いが爽やか、旨味や海老の香りは弱い、適度な辛さと醤油の香り |
具・その他 | 具は野菜の粒々、タイ風焼そばなのにタイっぽくなく、インドや中東あたりの雰囲気 |
総合評価 | ★★2 |
試食日 | 2023/04/01 |
賞味期限 | 2023/06/23 |
入手方法 | 2022/11/24 Kihara特派員様よりいただく |
税込購入価格 |