No.7170 セコマ カレーヌードル

No.7170はセコマ、カレーヌードル。今まで紹介した品と同様にセコマの縦型カップ麺はエースコックの製造。これが丼型カップだとヤマダイに、焼そばでは東洋水産になる。セコマのカップ麺は三年ほど前までは製造者の記載が無く、これを勝手に推測するのも一つの楽しみだったが、食品表示法の改正でトレースできるようにする必要が生じ、想像の面白味が無くなったなあ。

▲エースコックのカレー味縦型カップ
三条カレーラーメン(2016年)、カレーヌードル(2018年)

エースコックは東北地方限定で「カレーヌードル」(固型ルウ)を、更に新潟県限定で「三条カレーラーメン」(粉末スープ)を販売している。北海道を主なターゲットとする今回のセコマのカレーヌードルは、エースコックの東北新潟向け製品との関連性があるのだろうか?

食べてみて、あまり刺激や爽快感が無くマイルドで包み込まれるカレー味、と言う点でエースコックの既存製品二つと共通する。これは根底に全て寒い地方へ向けて販売されるものであることがあるように思われる。

一方で今回の品は粉末スープであり、エースコックのカレーヌードルで伝統的に用いられる固型ルウとは一線を画すものである。固型ルウは個性的なのだが良くも悪くも重たく、澱粉質のとろみが香りや辛さを封じ込めてしまうようなところがあるのに対し、粉末スープは比較的軽くてアッサリしている。

この点では同じ粉末スープのエースコック三条カレーラーメンに近いともいえるが、こちらはうま味の効かせ方が特徴的であり、また米粉を混ぜた麺を使っていることもあり、地域名産品という風情を持っている。今回のセコマは一番素っ気なく匿名的な味。

偶然にも三製品とも総合評価は★2.0であり、敢えて甲乙を付けるならAC三条≧セコマ≧ACヌードル、といったところか。全て具にジャガイモが入っているが、今回のセコマが一番少なかった。

麺は幅3mm弱で強い扁平形状。ラーメンではなくヌードルっぽいヒラヒラした舌触りで、若干の気泡感がある。だが歯応えは意外に粘りがあり、ひ弱で頼りない食感ではない。量は少ない。

スープは軽いとろみが付いたチクチクした刺激があるカレー味。辛さは程々。動物性のうま味は十分ふぁが、あまり濃厚という感じではない。その分、気軽に食べられる製品になっている。

具は玉ねぎが個性的。挽肉は細かくて有難味が薄い。ジャガイモは良いアクセントだが、もっとたくさん欲しい。

国名 日本
ジャンル カップラーメン
EANコード 4 985908 843675
会社名 セコマ
製品名 カレーヌードル (製造はエースコック)
謳い文句 香辛料が利いたコク深いスープ
調理方法 熱湯3分
質量 Net67/麺55g
熱量 287kcal (1202kJ)
Na(麺具+汁) ~g(食塩相当量2.1+2.6g)
付属品 なし。粉末スープ、かやく(玉ねぎ・ポテト・鶏豚味付肉そぼろ・人参・ねぎ)は混込済
ノンフライ麺 ×
湯切り 不要
幅3mm弱で強い扁平形状、ラーメンではなくヌードル、気泡感はあるが歯応えは粘る
汁・ソース 軽いとろみ、チクチクした刺激、辛さは程々、旨味は十分だが濃厚ではなく気軽な味
具・その他 玉葱が個性的、挽肉は細かい、馬鈴薯はもっと多く、ACカレーヌードルよりアッサリ
総合評価 ★★2
試食日 2022/10/29
賞味期限 2022/10/27
入手方法 2022/07/08 セイコーマート
税込購入価格 119 JPY