No.7156は東洋水産、マルちゃん 麺づくり 鶏ガラ醤油。過去の試食記録を見返したところ、麺づくりは何故か味噌ばかりを食べていて、醤油を食べるのはなんと20年振りとなる。どこにでも売られていて何時でも買えるという入手容易性の良さがかえって仇となり、試食漏れを引き起こしていたのだ。定番品をもう一度チェックし直さなきゃならんな。
▲麺づくりのライバル、日清麺職人 醤油(2022年版)
さて麺づくりの宿敵といえば同じ普及価格帯ノンフライ麺のカテゴリに属する日清麺職人。今回は麺づくりと麺職人の醤油味を連続して食べ、特徴を浮き彫りにする。(なお麺職人の醤油味5年前のNo.6111で試食記を書いており、それ以降大きな変更は無いので新たな試食記は省略する)
食べてみて、軽やかで繊細な日清麺職人の醤油に対し、今回の麺づくりの醤油は比較的重たくて単調な印象で、もう少し華やかさとか奥行き感が欲しいと感じた。20年前の2002年に食べた際はもう少し「良いものを食べた~」という満足感が得られたように記憶するのだが。
あくまで私の好み・主観に基づいてではあるが、思っていたよりも麺職人とは大きな差があったなあというのが偽らざる気持ち。麺づくりの方が圧迫感があり若干腹持ちはいいかもしれないが、そうした重厚さが欲しいならばわざわざ鶏ガラ醤油味を選ぶ必然性は少ないだろう。
麺は幅2mmの細い角断面で、ノンフライらしく隙間なく小麦粉が詰まっている印象。しかし歯応えがネチャッとしていて鈍重で、軽快感とか爽快感に欠ける。ライバルの日清麺職人は太さは同等ながらもサラサラと流れるような繊細な麺であるのとは対照的。
▲ライバルの日清麺職人 醤油(2022年版)の中身
スープは透明感がある濃い茶色で、液体らしく滑らかで突出感が全然無い。うま味はかなり強いが、辛い刺激は無い。麺職人と比べて重たくて圧迫感がある味。しかし全体的に平板で、奥の深さはあまり感じられない。
具はチンゲン菜が意外に効果的。大きなナルトはふくよかで、メンマは筋っぽい。海苔は香りが弱いが十分に有難味を感じる。これは麺職人の海苔とよく似た印象。
国名 | 日本 |
ジャンル | カップラーメン |
EANコード | 4 901990 372343 |
会社名 | 東洋水産 |
製品名 | マルちゃん 麺づくり 鶏ガラ醤油 |
謳い文句 | 新香り立ちスープ×新つるつる麺 ノンフライ細麺 |
調理方法 | 熱湯4分 |
質量 | Net97/麺65g |
熱量 | 289kcal (1210kJ) |
Na(麺具+汁) | ~g(食塩相当量6.0g) |
付属品 | 熱湯4分 |
ノンフライ麺 | ○ |
湯切り | 不要 |
麺 | 幅2mmの細い角断面、緻密だが歯応えがネチャッとして鈍重、繊細な麺職人と対照的 |
汁・ソース | 澄んだ濃い茶色、突出感がなく滑らか、旨味が強く辛い刺激無し、圧迫感があり平板 |
具・その他 | 青梗菜と海苔は効果的、ナルトはふくよかでメンマは筋っぽい、麺職人とは結構違う |
総合評価 | ★★2 |
試食日 | 2022/10/02 |
賞味期限 | 2023/02/13 |
入手方法 | 2022/09/09 クリエイトSD |
税込購入価格 | 149 JPY |