No.7078はロシアのБиофуд、Биг Ланч Дагшан 、Лапша с Куриным Вкусом и Овощами По-Корейски。英語にすると会社名がBiofood、Big Lunch Dagshan（大具山）、Chicken Flavored Noodles with Korean Vegetables、という感じかな？Koreanが指すのが野菜なのか味全体なのかは判らない。

ペヤングみたいな容器だが焼そばではなく汁ありのラーメンで、これはロシアでメジャーなДоширак（ドシラック）に似せたもので、表記はロシア語の他カザフスタンとウズベキスタン語が併記される。

この地域の即席麺パッケージで漢字が書かれているのが珍しい。大具山・Dagshan（ダーシャム）で検索すると、バングラに近いインドの山が該当したが、漢字がこの場所を指しているとは考え難い。もしかして「大」きな「具」を意味しているのかな？更に味は韓国風ということで、製品のイメージが取っ散らかっている印象を受けた。

（なお今の時期にロシアの話題を出すことに若干の逡巡があったものの、政治や軍事と食文化は切り離して扱うべきことだと考え計画通りに試食を行った。まだチャイコフスキーやショスタコーヴィチの音楽を聴きたいし。）

食べてみて、麺はともかくスープはしっかりとした存在感があり良い出来だと思った。但し韓国的な要素は何も無いし全然辛くもない。あくまで洋風のコンソメ味で、中華風の要素がある訳ではないので、パッケージの漢字と中華風五重の塔は場違いだなあと思ってしまう。

あとパッケージの調理例写真にある豪華な鶏肉や目玉焼き・野菜は全てがマボロシ、儚い夢のようなもの。少なくとも「大」きな「具」とは正反対の厳しい現実がここにある。

麺は幅2.5mmの扁平角断面で、輪郭はハッキリしている。ただし最近のカップ麺としては気泡感が結構強く、スポンジーな軽い食感。揚げ油の質や保管状態があまり良くないようで、食べる間にちょっと麺の油臭さを意識してしまう。

スープは透明感がある薄い茶色で、チキンベースの洋風コンソメ味。醤油の香りはしない。若干の粉末臭さとカラメルっぽい香りを感じるが、意外にしっかりした芯のある味で、重心が低く隙間が無い印象。かすかに漂うニンニクの匂いも効果的。辛い刺激は無い。

製品名に野菜とある割には、具は人参の粒々とネギだけでとても質素。

国名	ロシア
ジャンル	カップラーメン
EANコード	4 630024 630301
会社名	Биофуд / Biofood
製品名	Биг Ланч Дагшан Лапша с Куриным Вкусом и Овощами По-Корейски / Big Lunch Dagshan, Korean Chicken Flavored Noodles with Vegetables 大具山
謳い文句
調理方法	熱湯4分
質量	Net90g
熱量	405kcal (1674kJ)
Na	～g
付属品	粉末スープ、かやく（人参・ねぎ）、フォーク
ノンフライ麺	×
湯切り	不要
麺	幅2.5mmの扁平で輪郭は明確、気泡感は強く軽い食感、油質のためか臭いが気になる
汁・ソース	透明感がある薄い茶色、鶏肉ベースの洋風コンソメ味、芯がある味、ニンニクの香り
具・その他	刺激はなく穏やか、具の乾燥野菜は簡素、韓国的要素は無い、スープだけは良い出来
総合評価	★★2
試食日	2022/04/30
賞味期限	2022/05/01
入手方法	2021/10/17 Trolley Robakun駐在員様よりいただく
税込購入価格	（51 KGS ≒ 68 JPY）