No.7059はヤマダイ、ニュータッチ 大盛八王子ラーメン。油揚げ麺の「ご当地満腹食堂」シリーズに属する。
玉ねぎが特徴の八王子ラーメンは日清食品の「麺Nippon」シリーズでも出しており、売場で偶然にこの二つが並んでいたため同時比較しながら試食を行なおうかな?と一瞬思ったが、麺Nipponがノンフライ麺なのに対してこちらは油揚げ麺、価格帯も違う(税抜希望小売価格230円対180円)ので勝負としては成立しないと思い断念した。麺NipponはNo.5266で試食しているしね。(ウチでは一度試食した製品は、大規模変更が無い限り十年間は試食記を書かないという縛りを設けているので)
食べてみて、高級感は無いものの、麺の油っぽさと醤油の香り、玉ねぎの匂いがうまく調和していると感じた。庶民的で懐に入り込むような感覚があって、ある意味理想主義の凄麺シリーズとは目指すところや方法論が対照的で全然違うなあと思ったよ。
と同時に昔食べた日清麺Nipponの八王子ラーメンを思い出すと、やはり麺の違いが全体の印象を全く異なるものにしているなあと感じられ、どちらがいい悪いというものではなく安直に勝敗をつけにくいため、下手に比較しないで良かったかな?とも思った。
麺のリアルさが全てに勝るという価値観の下ならば圧倒的に麺Nipponであり、今回のニュータッチは庶民的目線でのバランスの良さに美点がある。何を狙いとしているのかが別物なのだ。
麺は細めの扁平断面で、穏やかな口当たり。若干の脂臭さと気泡感があり古風な食感。量は結構多い(麺90g)。スープの影に隠れるような麺で、あまり自己主張はしない。その一方油揚げ物の香ばしさと力感が親しみやすくて好ましい。同社のノンフライの凄麺とは対照的な性格だなあと思った。
スープは透明感がある濃い茶色で、鶏ガラが主体でポークのうま味が下支えする醤油味。うま味はかなり強く、辛い刺激はない。玉ねぎの香りが強いが、揮発性の鋭い匂いは殆ど無く穏やか。液体スープらしくしっとりしていて、結構脂ぎっている。
ハム状の肉は薄くて、大盛りの麺に対しては少々物足りない。ネギの香りは玉ねぎの匂いと相まって効果的。
国名 | 日本 |
ジャンル | カップラーメン |
EANコード | 4 903088 015187 |
会社名 | ヤマダイ |
製品名 | ニュータッチ 大盛八王子ラーメン |
謳い文句 | ご当地満腹食堂 玉ねぎ風味の醤油味 大盛(当社比) |
調理方法 | 熱湯3分 |
質量 | Net131/麺90g |
熱量 | 513kcal (2148kJ) |
Na(麺具+汁) | ~g(食塩相当量1.7+5.9g) |
付属品 | 液体スープ、かやく(味付豚肉)、後のせかやく(タマネギ・ねぎ) |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | 細めの扁平断面、口当たりは穏やか、脂臭さと気泡感、自己主張をせずに古風な食感 |
汁・ソース | 透明感がある濃い茶色、鶏ガラ主体でポークが下支え、玉ねぎの香りは強いが穏やか |
具・その他 | 辛い刺激無し、肉は薄くて今一つ、高級感は無いがネギと玉ねぎの香りが合っている |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2022/03/26 |
賞味期限 | 2022/06/13 |
入手方法 | 2021/05/05 グルメシティ |
税込購入価格 | 149 JPY |