No.7057はまるか食品、ペヤング たっぷりメンマやきそば。2021年9月の発売だがとっくの昔にディスコンになっており、もう市中からも消え去っている。ウチは慢性的な超過在庫を抱え買ってから半年ほど経たないと試食の順番が回ってこないため、最近のペヤングのように短期間で製品をチャッチャと入れ替える会社の、タイムリーな試食記を出すのが難しくて悩ましい。
しかし焼そばにメンマか。今までに聞いたことが無い組み合わせだなあ。正直言ってウスターソース味にメンマだと全く馴染まなそうに思える。だがこれが醤油味とか中華風の味であれば決して悪くはないのでは?と漆黒の闇の中に一筋の希望の光が見えたような気がする。
食べてみて、確かに醤油ベースであり、味だけで分類するならば焼そばではなくラーメンとか中華そばに近いように思われる。となるとメンマとの相性も悪くないどころか明確に良いものだ。
そのメンマは量が多く歯応えも明確。この製品の主役は俺だ!と高らかに叫んでいるようだ。肉もキャベツも無く、メンマだけに力一杯フルスイングをした製品である。ただ思い切って全振りをした反動でバランスを崩してしまったように感じる箇所もある。まあこういう完全無欠ではないところが結構面白いんだけどね。あと、欲を言えば豚肉が入っていて欲しかったなあ。
麺は細めの角断面で、若干の気泡感もあり柔らかめ。歯応えや舌触りではあまり自己主張をする麺ではないが、揚げ物っぽい甘めで香ばしい匂いが変わらぬ存在感を示してくれる。意外に力感も備わっている。いつものペヤングだなあ。
ソースは醤油ベースで、メンマが発酵したような深みのある香りが出ている。うま味はいかにもの調味料的でかなり濃く、塩分も結構強い。それでも、ピリッとした唐辛子の刺激がアクセントになっていて、しつこさや単調さは感じない。
メンマは量が多く、また乾燥モノをを湯戻ししたにも関わらず、潤いや歯応えも十分に出ている。薬味の唐辛子とネギも効果的。メンマだけに全振りした製品の割には退屈しない味だが、メンマを少し減らしてでも豚肉が入っていたらもっと良くなると思う。
国名 | 日本 |
ジャンル | カップ焼そば |
EANコード | 4 902885 007289 |
会社名 | まるか食品 |
製品名 | ペヤング たっぷりメンマやきそば |
謳い文句 | |
調理方法 | 熱湯3分お湯切り |
質量 | Net114/麺90g |
熱量 | 531kcal (2223kJ) |
Na | ~g(食塩相当量4.1g) |
付属品 | 液体ソース、かやく(メンマ・ねぎ・唐辛子) |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 要 |
麺 | 細めの角断面、柔らかめで自己主張は弱い、甘めで香ばしい匂い、いつものペヤング |
汁・ソース | 醤油基調にメンマが発酵した匂い、旨味は調味料的で塩辛く唐辛子の刺激が心地良い |
具・その他 | メンマは大量で乾燥戻しだが歯応え明確、薬味も効果的、退屈しないが豚肉が欲しい |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2022/03/22 |
賞味期限 | 2022/02/28 |
入手方法 | 2021/09/14 サンドラッグ |
税込購入価格 | 159 JPY |