No.7051は西山製麺、すみれ乾燥麺味噌。姉妹品の醤油をNo.7001で、しおを7021で紹介している。また麺が藤原製麺製との表示がある旧バージョン味噌味をNo.6775で扱っている。
エネルギーが705Kcal、塩分相当量が9.0gと共に高い製品であり、肥満や高血圧腎臓病等の不安を抱える人にはお勧めし難い製品である。塩分なんてこれ一食で成年男子一日当たり摂取量(8.0g)を軽々オーバーするしね。とはいえ、旧バージョンの味噌味はそれぞれ739kcalと10.2gだったので、これでも少しは低カロリーと減塩化がなされている。まあ偶には塩辛くて脂ぎった食べ物を豪快に食べたくなるのも人間の性なのだが。
食べてみて、臨場感に溢れて力強い製品。勿論食べ始めるや否や脂と塩分がたっぷりと含まれているラーメンであることは嫌でも感じ取れて、いけないコトだと判っちゃいるけど止められない、誰に聞いても止めろと言われることをコソコソ隠れてするような後ろめたさを伴ってしまう。せめてスープは少し残すか・・・
麺もスープも重厚長大で強い手応えがある。ゆで時間七分の太い麺は力士と組み合ったような(←そんな経験は無いが)絶望的な力の差を感じる程のどっしりとした安定感がある。液体スープの袋は座布団のように巨大で、中にはたっぷりのラードと味噌が入っていてあまり希釈をしないので、濃縮したものを薄めたという感じを受けない。たった今調合して作ったスープみたいだ。
このライブ感に満ちたラーメンを家庭で食べられるのは、一つの価値であり嬉しいことである。
麺は黄色がかって膨らんだ感じの中太で角は無く、太さ以上に強い重量感と存在感があり、力がみなぎっているような麺である。食べ始めは硬くてスープとケンカしている感じであるが、時間が経つにつれて徐々にこなれて馴染んでくる。
スープは大豆をすり潰したような舌触りが残る濃厚な味噌味だ。塩分がとても強く、ラードも層が出来る程たっぷり入っている。ものすごく強引さを感じる味なのだが、一方で深みとか繊細な香りも備わっています。隙の全く無い味である。
レトルトのメンマはしっとりした舌触りで、味や香りもきちんと出ている。麺もスープもメンマもみんな力で押すタイプなので、中途半端な肉や野菜を入れると力負けしてしまうだろう。
国名 | 日本 |
ジャンル | 袋ラーメン |
EANコード | 4 904113 136167 |
会社名 | 西山製麺 |
製品名 | すみれ乾燥麺味噌 (新すみれラーメン味噌) |
謳い文句 | これが受け継がれるすみれの味噌ラーメン どうぞお召し上がりください! |
調理方法 | ゆで7分 |
質量 | Net193/麺90g |
熱量 | 705kcal (2952kJ) |
Na | ~g(食塩相当量9.0g) |
付属品 | 液体スープ、メンマ |
ノンフライ麺 | ○ |
湯切り | 不要 |
麺 | 黄色っぽく中太で膨らんだ感じ、太さ以上の存在感、硬めで力がみなぎっている印象 |
汁・ソース | ラードの層ができる、大豆をすり潰したような濃厚な味噌、脂と塩分が強く隙がない |
具・その他 | メンマはしっとり、臨場感に富んで意外に繊細さもある、体と相談ながら食べるべし |
総合評価 | ★★★☆3.5 |
試食日 | 2022/03/11 |
賞味期限 | 2022/03/20 |
入手方法 | 2021/11/02 Great Ramen Fighter様よりいただく |
税込購入価格 |