No.6975は日清食品、カップヌードル スーパー合体シリーズ カレー&シーフード。カップヌードル発売50周年記念商品であり動画広告にはシーリー(Searry)というサブネームが付いている。No.6965で姉妹品のカップヌードル&しおを紹介している。
前回の試食記中でカップヌードルは無印とシーフードとカレーの三種だけ8桁バーコードで日清にとっては特別な存在なのだろうという話をしたが、数あるカップヌードルファミリーの中での売上順位も上位三傑が無印>シーフード>カレーだ(2020F)。今回の品は二位と三位製品をミックスしたものであり、果たしてこれが王者無印の味を脅かすことができるのだろうか?
食べてみて、シーフードよりカレーが優勢だという印象で、まとまりは悪くない。だがシーフードやカレーでそれぞれ感じられるオーラのような凄みや存在感がここには無い。大きな欠点は無くシーフード+カレーという組み合わせは珍しいものの、あくまで凡庸なカップ麺という感じを受けた。そして絶対的王者たる無印カップヌードルの領域には遠く及ばない。
一方本製品を食べた後、元ネタであるシーフード味とカレー味のカップヌードルを無性に食べたくなった。やっぱ大元となった味には敵わんなあ、と。もしかして日清はこのように感じるところまで計算して、本製品の味造りをしたのかもしれない!?
麺は扁平で薄いが、シーフードヌードルと比べて幅広で存在感が強く、明らかにしっかりした食感である。強い味のスープに負けない、カレーヌードル寄りの麺だと感じた。
スープは澱粉質のゴモゴモがあり、かなり塩辛い。シーフードよりもカレーの味と香りが支配的である。唐辛子の辛さは程々だが玉ねぎや生姜の刺激がある。一方でシーフードの味がカレーの刺激や香料の尖った部分を丸めてくれて、全体を落ち着かせているようだ。
具はジャガイモの存在感が大きく、この点でもカップヌードルのカレーに近い。カニカマやイカの存在が不思議に思えてしまう。スープだけでなく製品全体としてもカレーが優勢で、シーフードの要素は控えめに感じたな。
国名 | 日本 |
ジャンル | カップラーメン |
EANコード | 4 902105 267790 |
会社名 | 日清食品 |
製品名 | カップヌードル スーパー合体シリーズ カレー&シーフード |
謳い文句 | 間違いないシーフードカレーが完成!カップヌードルは混ぜるとウマイ Searry |
調理方法 | 熱湯3分 |
質量 | Net79/麺60g |
熱量 | 369kcal (1545kJ) |
Na(麺具+汁) | ~g(食塩相当量2.2+2.6g) |
付属品 | なし。粉末スープ、かやく(フライドポテト・味付卵・魚肉練り製品・いか・ねぎ)は混込済 |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | 薄い扁平断面だが、シーフートよりも幅広でカレーヌードルに近く、存在感が大きい |
汁・ソース | 澱粉質のゴモゴモ、かなり塩辛い、海鮮よりカレー味が強い、辛さは程々、角は丸い |
具・その他 | カレー由来の馬鈴薯の存在感大、まとまりは良いが夫々のオリジナルが食べたくなる |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2021/10/09 |
賞味期限 | 2022/02/17 |
入手方法 | 2021/09/13 グルメシティ |
税込購入価格 | 149 JPY |