No.6972は藤原製麺、北海道スープカレーラーメン。普通の汁ありラーメンとしての食べ方の他、麺を湯切りして冷水で洗って、濃いめに溶いたスープに浸して食べる冷しつけ麺方式も推奨されている。
▲現在のパッケージ
(藤原製麺のサイトより拝借)
確認のために同社のWebサイトを覗いたら、パッケージが微妙に変更されており、裏面の作り方説明も含めて冷しつけ麺に関する記述は一切無きものとなっていた。季節的な対応なのか、冷しの評判があまり芳しくなかったからなのかは不明だが、今買った人はこの製品の持つ二面性について知る術はない。しまったなあ、今回は普通の汁ありラーメンとして試食したのだが、そうだと知っていたら冷しつけ麺で食べたのになあ。
食べてみて、いつもの藤原製麺らしいどっしり安定した上質感を持ちつつも、カレーのチリチリする刺激や尖った香りがいつもじゃない違和感を醸し出す。身心に余裕がある人はこの二つ勢力のバトルを面白いものとして受け入れられるだろうが、そうでない人にはやや煩わしく感じられるかもしれない。誰にでも手放しで薦められる製品とは言い難いな。
冷しつけ麺で食べた場合を想像すると、いつもとは違う刺激が一層増幅されるのではないかと思う。冷しだと藤原製麺というブランドだけで購入した場合に強いコレジャナイ感に襲われるかも?
麺はやや細めの正方断面。輪郭は鋭くはないものの、硬めで粘りが弱く歯応えは明確。重量感もある。自己主張が強い麺で穏やかな味のスープとは相性が悪そうだが、今回のような強い味のスープとは丁度うまく合っている。
スープは澱粉質のゴモゴモした濁り感がある。口の中を針でチクチク刺されるようなカレーの刺激と香りが心地良い。辛さは程々で、うま味は自然で必要十分。コッテリとした重厚さは無く、軽快なカレー味である。ちょっと単調さも感じるので具はタップリ入れたいな。
麺を冷してつけ麺にして食べることも推奨されており、大きな野菜を入れて勢いよく豪快に食べるのが合いそうだ。
国名 | 日本 |
ジャンル | 袋ラーメン |
EANコード | 4 976651 086426 |
会社名 | 藤原製麺 |
製品名 | 北海道スープカレーラーメン |
謳い文句 | これぞ北海道の味! 冷やしてつけ麺でも!アレンジ |
調理方法 | ゆで4.5分/ゆで5.5分水さらし |
質量 | Net106/麺70g |
熱量 | 310kcal (1298kJ) |
Na(麺具+汁) | ~g(食塩相当量2.4+4.7g) |
付属品 | 液体スープ |
ノンフライ麺 | ○ |
湯切り | 不要(/要) |
麺 | 細めの正方断面、輪郭は鋭くないが硬めで歯応え明確、重量感があり自己主張が強い |
汁・ソース | 澱粉質の濁り感、針で刺すような刺激、辛さは程々で旨味は自然、重厚さは無く軽快 |
具・その他 | 質感は良いが単調なので具を入れたい、冷しも推奨しているが違う食べ物になりそう |
総合評価 | ★★★3 |
試食日 | 2021/10/03 |
賞味期限 | 2021/11/12 |
入手方法 | 2021/04/23 相鉄ローゼン |
税込購入価格 | 138 JPY |