No.7687は中国の康師傅控股(Master Kong Holdings)、康師傅 香辣牛肉面。16年ぶりの試食。康師傅ブランドの即席麺を作る工場は中国の複数箇所に分散しており、今回の品は沈阳(瀋陽)頂益食品によるもの。
▲昔の康師傅、香辣牛肉面(2009年)
製造は天津頂益食品
中国は即席麺消費量で断トツの世界一位(※)、その中国で過半数のシェアを持つ康師傅は世界一の即席麺ブランドだと言える。その康師傅の製品は袋もカップも十種類ぐらいがあり、私も完全制覇には遠く至らない。
※中国422.1億食/年、二位のインドネシアが145.4億食/年、日本は五位で58.4億食/年(2023年、WINA資料より)
その康師傅の看板製品といえば今回紹介する香辣牛肉面(橙色)と紅焼牛肉面(赤)が双璧をなすもの。いわば数的に世界トップクラスの味だと言って過言ではないのだ!
食べてみて、花椒の刺激とパクチーの匂いが印象的だが、決して激辛ではない。16年前に食べた時と比べて混沌とした雑多さが消え、味香りがスッキリ整理された印象。麺を揚げる油の質も今や全く問題無し。なお姉妹品の紅焼牛肉面に関しても、昔と比べて最近は随分とスマートな味になったなあ、と思っている。
ただ絶対的な評価としては、日本人にとって広く受け入れられる味だとは思わない。辛さやうま味、塩分や香りなどが剥き出しの状態で食べる人へ向かって襲いかかるような印象がある。尖った部分をソフトパッドで覆うような配慮など毛頭無いのだろう。
まあそういった荒々しさに身を任せるのが、中国の即席麺を嗜む楽しさだと思うのだ(全てがそうじゃないけど)。あと中国の即席麺の多くは作り方の説明書き(お湯の量や待ち時間、スープやかやく等をいれる順番)が無いので、全ては自己責任で。
国名 | 中国 |
ジャンル | カップラーメン |
EANコード | 6 920698 400972 |
会社名 | 康師傅控股/沈阳頂益食品 |
製品名 | 康師傅 香辣牛肉面 |
謳い文句 | |
調理方法 | 調理方法記載なし |
質量 | 内容量111g/麺85g |
熱量 | 482.8kcal(2,045kJ) |
Na | 2.646g |
付属品 | 482.8kcal(2,045kJ) |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | 麺は幅2.5mmの角断面で、角は丸められており、優しい舌触りです。結構気泡感があり、スポンジーで軽い歯応えで、量は多いです。でも変な臭いはせず、揚げ油の質も悪くないです。日本で百円以下で買えるカップ麺とほぼ同等の食感です。 |
汁・ソース | スープは濁った薄めの茶色で、パクチーの匂いが最初に入ってきます。激辛ではないですが、唐辛子と花椒の刺激がハッキリ出ています。醤油濃度は康師傅で代表的な紅焼牛肉麺と比べて薄いです。牛肉の香りも弱めで、乾いた感じです。うま味は人工的ですが、強すぎないのは良いです。 |
具・その他 | 具はキャベツや、チップ状の牛肉、卵・人参が入っています。十数年前に食べた時と比べ粗さが消えてスッキリして、食べやすくなったと思いました。 |
総合評価 | ★★2 |
試食日 | 2025/04/04 |
賞味期限 | 2025/05/20 |
入手方法 | 2025/03/14 昇明 |
税込購入価格 | 211 JPY |